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2019年 12月 5日更新

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 中央銀行は11月25日、最新のマネーサプライ統計を発表した。これによると、10月の外資流入額が42.81億米ドルとなり、外資による株式買越し額が1,247億元となったことを受けて、10月のM1bの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+6.99%となり、また、M2の対前年比伸び率は前月比0.39%ポイント上昇の+3.79%と直近16ヶ月で最高となり、両者の差は3.2ポイントまで縮小した。1~10月のM1b及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+7.09%、+3.32%となった。中央銀行の担当官は、「10月のM1b対前年比伸び率が低下したことは、主に普通預金の伸び悩みによるものである。M2の対前年比伸び率が上昇したことは、主に外資の流入、銀行貸出及び投資の大幅増によるものである。投資の増加は、主に製造業及び不動産業の第4四半期の消費ピークを迎える効果によるものである」と述べた。

 2018年2月からM1bの対前年比伸び率がM2を上回る「ゴールデンクロス」(株式市場資金が潤沢であることを表す)が今年10月までに21ヶ月続いており、株式市場における資金流入が引き続き潤沢であることを反映している。

 中央銀行の担当官は、「10月は、外資・法人・個人投資家とも株式市場に積極的に投資しているものの、企業による現金配当やボーナスの支給が続いているため、普通預金が減少した。一方、個人投資家は現金配当を定期預金にストックしたため、定期預金や当座預金が増加した。10月の証券振替決済預金は前月比6億元減少の2兆330億元と2兆元の大台を維持し、過去二番目の高水準となった」と述べた。

 10月は、個人投資家による株式投資が58.5%を占め、9月の水準(58.7%)を上回った。これは、主に外資による投資割合が9月の27.5%から29.9%に高まったことによるものである。株式市場の活況が融資残高の増加を押し上げたことから、10月の融資残高は1,918億元と1,900億元台を突破し、直近13ヶ月の最高となった。10月の日次平均の株式取引高は1,229億元と直近15ヶ月の最高となった。




金融動向表[PDFファイル]