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2019年 9月 10日更新

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 経済部統計処は8月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、7月の工業生産指数は112.57、前年同月比+3.03%と2ヶ月連続のマイナスに終止符を打ち、指数としては同月の過去最高となった。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「7月の工業生産が予想を上回ったことは、主にパソコン電子及び光学製品業が同+34.82%の大幅増となり、5月、6月の二桁の成長から加速したこと、また、サーバー関連業者によるハイエンド国内生産の拡大、情報通信産品の国内生産の増加、5G(第5世代高速通信)への需要増加によるパソコン電子業の増産したことなどにより、製造業生産全体の指数が上昇したことによるものである」と説明した。

 米中貿易摩擦が世界経済の成長を抑制しており、国際原材料価格の下落により、伝統産業への需要が減少したものの、情報電子産業は競争優位性があり、生産の成長を引き続き確保している。電子部品業は前年同月比+4.83%と直近9ヶ月で最大の増加幅となった。このうち、積体電路業は同+12.39%となった。

 1~7月の工業生産指数は前年同期比▲1.66%となった。このうち、製造業は、同▲1.79%となった。これについて、王・副処長は、「主に貿易摩擦が世界の需要を抑制していることによるもの。先般公表された輸出受注統計によると、今年の受注は昨年より減少したものの、台湾企業の回帰投資が国内生産の増加にプラスとなる。今後を展望すると、伝統産業の生産シーズンの到来、各ブランドの新製品の発売の継続、5G、AI、IoTなど新興応用技術の持続的な拡大が製造業の増産をもたらし、8月の工業生産指数は▲2~+1%の範囲内となる見込み」との見方を示した。




工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]