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2019年 9月 10日更新

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 経済部統計処は8月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、7月の卸売業売上額は9,054億元、前年同月比+1.00%と2ヶ月連続の減少から増加に転じたほか、金額ベースでは同月の過去最高額となった。小売業売上額は新型車の販売好調により、前年同月比+6.66%と2018年2月以降の最高となり、金額ベースでは同月の過去最高額となった。

 7月の飲食レストラン業売上額は697億元、前年同月比+4.99%となった。これは、主に夏季旅行、及び、食事会シーズンの到来により、レストラン業が同+5.1%となり、新規店舗の展開、及び、アイス飲料の販売好調により、飲料業が同+8.2%となったことによるものである。

 機械器具卸売業は同+3.7%となった。これは、主にスマホ新商品の在庫補填の増加により、電子関連部品への需要が増加したことによるものである。自動車・バイク卸売業は同+10.7%となった。これは、主に企業による鬼節前の販促の実施、新車の販売好調が継続したことによるものである。統計処の担当官は、「8月の卸売業売上額は、貿易摩擦の継続、前年の基準値の高さを受けて、減少する一方、消費性電子産品が次々と新製品を発売し、電子関連部品への需要が増加し、減少幅を一部相殺する」とみている。

 7月の小売業売上額は3,268億元、前年同月比+6.66%となった。これは、主に自動車関連業者による鬼節(旧暦7月)前の販促の実施、新デザインの新車の販売好調が継続したことにより、自動車・バイク小売業が同+18.8%の大幅増となったことによるものである。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「7月の卸売業売上額がプラス成長となったことは、主に新車プレート4.84万枚の発行(同+12.5%、2017年8月以来最大の増加率)により、自動車・バイク小売業が同+18.8%の大幅増となったことによるものである。自動車・バイクの売上額を控除した7月の小売業売上額は同+4%となった。輸入車を含め、多くの新車が発売される予定であり、また、関連企業による販促の実施などにより、8月の小売業売上額は増加基調となる見込み」との見方を示した。

 旧暦7月(鬼節)における消費の手控えは自動車販売にマイナスの影響を与える一方、貨物税の減免、省エネ家電への補助金支給が家電の売上を高めることから、8月の小売業は引き続き増加トレンドを維持する見込み。統計処の担当官は、「8月の飲食レストラン業は、夏季旅行シーズンの到来、中華バレンタイン、父の日による食事会の増加、また、アイス商品への需要増により、売上額は引き続き増加トレンドを維持する」とみている。




卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]