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2019年 12月 5日更新

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 経済部統計処は11月25日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、10月の卸売業売上額は8,962億元、前年同月比▲1.34%と3ヶ月連続のマイナスとなった。統計処の担当者は、「卸売業売上額の減少幅が徐々に縮小し、11月にはプラス成長に転じる可能性がある」と述べた。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「足元の卸売業は米中貿易摩擦の影響があるものの、クリスマスや来年旧正月向けの在庫補填の増加により、11月の卸売業売上額は前年比▲2%~+1%となる見込み、卸売業売上額が好転すれば、全体の売上額はプラスに転じる」と述べた。

 10月の小売業売上額は3,407億元、前年同月比+4.23%となり、金額としては直近10ヶ月で最高額となった。このうち、自動車・バイク業は同+17.4%となった。これは、主に新デザインの新車、及び、電動バイクの販売好調によるものである。総合商品小売業のうち百貨店は、企業による周年記念セールの前倒しがあったため、同+2.52%となった。スーパーは販促イベントの開催により、同+8.80%となった。コンビニは新規店舗の参入、双十節による生鮮食品・飲料の売上増加により、同+6.81%となった。量販店は専売商品の販売好調、周年記念セールの開催により、同+8.18%となった。ネットショッピング及び通販は周年記念セールの開催、双十一販促が前倒して実施されたため、同+8.7%となった。

 統計処の担当官は、「11月の小売業売上額は記念セールの延長、双十一を受けた消費増加、政府による旅行支援、省エネ家電買替措置の実施により、11月の小売業売上額は前年比+1%~+4%となる見込み」との見方を示した。

 10月の飲食レストラン業売上額は646億元、前年同月比+4.29%となった。このうち、レストラン業は双十節連休による食事会や旅行の増加を受けて、売上額は引き続き増加し、また、企業による新ブランドの開拓、新規レストランの開店により同4.9%となり、飲料店は同+1.6%となった。これは、主に暑気、販促の実施が売上増加をもたらしたが、過激な市場競争を受けて、一部企業が店舗を閉鎖し、増加幅に頭打ちとなったことによるものである。




卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]