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2019年 11月 1日更新

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 経済部統計処は10月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、9月の卸売業売上額は8,807億元、前年同月比▲2.14%と2ヶ月連続の減少となった。一方、小売業及び飲食レストラン業は、それぞれ+2.71%、+1.05%と両者とも7ヶ月連続のプラス成長となった。

 統計処の担当者は、「9月の卸売業売上額が2ヶ月連続の減少となったことは、主に消費性電子産品に対する需要が減少し、メモリー関連の電子部品価格が下落したことによるものである。今後を展望すると、卸売業売上額は消費性電子産品が年末の消費シーズンに入り、周年記念セール向けの小売業在庫補填の増加により、回復するものの、米中貿易摩擦の影響、国際原材料価格の持続的な下落が成長を下押しする恐れがあり、10月の卸売業売上額の年増率は▲6%~▲3%となる見込み」との見方を示した。

 9月の小売業売上額は3,110億元、前年同月比+2.71%と7ヶ月連続のプラス成長となった。第3四半期の小売業売上額は9,468億元、前年同期比+4.7%と2011年第2四半期以降最大の増加幅となった。統計処の担当者は、「9月は、新デザインの新車、及び、電動バイクの販売が好調、新規百貨店の参入、周年記念セールの開催などにより、小売業売上の拡大を支えた。これは消費力が依然として高く、中国人観光客の減少による影響を緩和したことを反映している。10月の小売業及び飲食レストラン業は各百貨店の周年記念セールが次々と開催し、双十節連休による食事会や旅行の増加により、売上額は引き続き増加し、+1%~+4%となる見込み」との見方を示した。

 9月の飲食レストラン業売上額は646億元、前年同月比+1.05%と7ヶ月連続のプラス成長となった。このうち、レストラン業は中秋節を受けた旅行や食事会の商機があったものの、外国人観光客の減少が成長を一部相殺したため、同+1.5%にとどまった。また、第3四半期の売上額は2,062億元、前年同期比+3.8%と金額ベースでは同期で過去最高となった。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「近年、デリバリーのプラットフォームの利用が高まり、飲食レストラン業の売上増加を支援するものの、中華レストランは観光客減少の影響を受けるため、10月の飲食レストラン業売上額は+3%~+6%となる見込み」とみている。




卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]