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王金平氏に旭日大綬章を伝達しました

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 3月9日、当所泉裕泰代表は、令和3年秋の外国人叙勲で旭日大綬章を受章された王金平氏に対し、勲記及び勲章の伝達を行いました。これは、王氏の日本・台湾間の友好親善及び相互理解の促進に寄与に対する多大なる御功績を称えるものです。
 王金平氏は1992年、「中日国会議員聯誼会(現台日交流聯誼会)」を設立し、現在に至るまで30年来にわたり一貫して日台間の議員交流を促進されてきました。また、2011年には、東日本震災台湾慰問訪日団団長として、未曾有の国難に見舞われた日本を訪問し、支援していただきました。
 日台関係の発展のために長年にわたり献身的なご尽力をされてこられた王金平氏のご貢献に衷心の敬意と謝意を表します。
 この度の受章、誠におめでとうございます。

 泉代表の挨拶全文は以下の通り。

 王金平様、御臨席の皆様、この度天皇陛下から、王金平様に対し、旭日大綬章を賜りました。心よりお祝い申し上げます。

 これは、日本・台湾間の友好親善及び相互理解の促進に対する、王金平様の多大なる御功績を称えるもので、外国人に授与される最高の栄誉でもあります。

 王金平様は、長い国会議員生涯において、一貫して日本との関係を重視してこられました。1992年、「中日国会議員聯誼会」を設立し、1999年以降は立法院長として、さらに日台間の議員交流を促進し続けてこられました。

 その後、2002年、聯誼会は超党派の「台日交流聯誼会」に再編され、王金平様は2016年からその名誉会長を務めておられます。今では、聯誼会は立法委員113人の8割以上が参加する大議員連盟に発展しており、今日の日台間の活発な議員交流は、王金平様が一手に育て上げたものと言っても決して過言ではありません。

 今日に至るまでの30年間、日台関係はまさに王金平様のライフワークでありました。私は、日本の駐台代表として、王金平様に心からの敬意と感動を表するものであります。

 王金平様のこうしたエピソードは尽きないのですが、もう一つ、私が特に感動したエピソードを御紹介させていただきたいと思います。それは、2011年3月、日本で未曽有の大災害、東日本大震災が発生した翌4月のことです。日本国民は心に深い傷を負い、外国人は次々と日本から出国していた状況にもかかわらず、なんと、台湾から18人の代表団、それも、大企業のトップ等を含む重量級の代表団が、日本に来るというのです。その団長が、王金平様でした。このタイミング、しかも立法院長という外国要人の訪日に、日本人は大いに励まされました。

 御承知のとおり、東日本大震災の後、日本が台湾各界から頂いた義援金の総額は約250億円に上りました。最高レベルの要人の訪日といい、世界最多の義援金の額といい、日本が台湾から受けた支援は大変大きなものだったと、あらためて実感しております。

 そして、昨年2021年は、東日本大震災10周年の年でした。この節目の年に、王金平様の叙勲を何としても実現せねばならない、最高の旭日大綬章でなければならない、これが私の強い思いでありました。先ほど申し上げた王金平様の日本に対する多大なる貢献に鑑みれば、旭日大綬章に値するのは当然のことです。

 昨年来、日台の国民感情は史上最高の状態にあります。引き続き、この関係を太く長いものとしていくため、引き続き王金平様のお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。

 最後になりますが、王金平様並びに皆様の益々の御健勝と御多幸、また、日台関係の更なる発展を祈念して、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日は、誠におめでとうございます。