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311東日本大震災から十二年 泉代表挨拶

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今年も3月11日がめぐってきました。あれから12年が経った今でも、私たちは台湾の皆さんが震災直後から有形無形の支援を寄せてくれたことを思い出さずにはいられません。日本人の誰もが、それぞれあの震災のとき台湾の人々から受け取った優しさのエピソードを持ち、私に聞かせてくれました。

震災翌日、ボール紙の裏に「天佑日本」を書いて店頭に張り出してくれた床屋さん、お金ないから少しで申し訳ないけど寄付したよと教えてくれたタクシーの運転手さん、コインが詰まった貯金箱を届けてくれた小学生。あのとき、ここでは紹介しきれないほどたくさんの台湾の皆さんが、様々なかたちで手を差し伸べてくれたのです。

そんな心温まるエピソードを耳にするたびに私は思うのです。これほどまでに日本に心を寄せ、日本が傷つけばともに歩んでくれる人たちが世界の隣にいてくれることの幸せを。
日本と台湾は、お互い困ったときには手を差し伸べ合う善意のキャッチボールを繰り返してきました。コロナ禍にあっては、マスクが足りない日本に台湾から医療物資が届けられ、ワクチン不足の台湾へは世界で一番早く日本が届けました。これほどまでにお互い同士を思い合う関係は私たちの本当の宝物です。

あの日、震災によって傷ついた東北の地は台湾の皆さんからの大きな支援を受け復興の道を歩み続けています。いよいよ水際対策が緩和され、日台の往来も正常化されました。機会があればぜひ皆さんも東北地方を訪れ、台湾の皆さんの支援を受けて復興の花を咲かせる東北の地を見ていただきたいと思います。

12年目を迎える今日、私はそのようなことを「花は咲く」の音楽を聞きながら考えました。日台の友情の花は毎年毎年咲いていくことを思いながら

2023年3月11日
日本台湾交流協会台北事務所
代表 泉裕泰