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新着情報

新着情報(日本語)

2024年12月27日

お知らせ台北

2024年度第3回中等教育機関日本語教師研修会実施報告

今年度3回目となる中等教育機関日本語教師研修会を12月21日(土)にオンラインで開催しました。
この研修会では年に一度、中学や高校の日本語教師を講師に迎え、日頃の授業や活動について紹介してもらっています。今回の講師は宜蘭県にある私立慧燈高校の游蕾蕾先生で、高校の選択科目の第二外国語としての日本語授業について話してもらいました。游先生の授業では、台湾が日本とどのような関係を持っているのか、時事的な話題で生徒に社会に関心を向けさせたり、日本における「外国人観光客のマナー問題」などをテーマに、日本と台湾の文化的な違いに気づかせたりして、生徒の興味・関心を広げようと努力しています。また発話を重視し、文字や文法の説明の時間を抑えているのも特徴で、コミュニケーションに役立つ自己紹介に関する文を1学期中に10つ覚えさせ、その発表を評価の対象としています。1年を通して学んだ生徒はすらすらと日本語で自分のことや学校のこと、地域のことなどを紹介できるようになっていて、日本の高校生との交流の際に話せたことが自信につながっているということでした。
実際の授業の流れや使用している自作のPPT等も惜しげもなく公開したため、参加者はチャットやマイクで次々と游先生に質問をなげかけ、今後の授業に活かそうとしていました。終了後のアンケートでは、「普段は文法のことばかり考えていたと気づきました。」「日本のことに興味を持ってもらうことをするというのも大切だと刺激になりました。」「授業が面白くなる工夫がPPTからもすごくわかりました。」と普段の自分の授業を振り返るきっかけとなったようでした。
今後も様々なテーマで研修会を開催しますので、みなさんもぜひご参加ください。