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2025年01月06日

活動報告(写真)高雄

【高雄事務所】『ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ出展団体が語る ご当地グルメが持つまちおこしの力』講演会を開催しました

 12月20日(金)の午前と午後に、高雄市内にて上記講演会を開催し、高雄市政府経済発展局主催で12月21日、22日に開催された「2024高雄聖誕生活節×B-1グランプリ」への日本からの出展団体のうち2団体による講演とパネルディスカッションを行いました。
 講演では、「津ぎょうざ小学校(三重県津市)」の西川直希氏と、「豊川いなり寿司で豊川市をもりあげ隊(愛知県豊川市)」の平賀菜由美氏に、それぞれの「ご当地グルメでまちおこし」について語っていただきました。
 西川氏は、小学校という名称にちなんで体操着にランドセル姿で笛を吹きながら登壇し、津市役所に勤務しながら「津ぎょうざ小学校」を設立し、もともと小学校給食に出されていた津ぎょうざを県内外のイベントでPRして津市の知名度向上を図ったり、小学校をコンセプトにした「津ぎょうざ学習帳」の作成配布、学校訪問や各種教室開催などを通じたまちおこしの取り組みを紹介しました。
 また、平賀氏は、ご当地キャラクターでキツネやいなり寿司をモチーフにした「いなりん」を活用し、豊川いなり寿司のブランド化や地元の子どもたちとのまちおこしの取り組み、豊川いなり寿司マイスター認定制度による品質管理、海外のイベントでのPR活動、初詣時の清掃活動など、豊川いなり寿司を通して町を元気にする活動を紹介しました。

 パネルディスカッションでは、地方創生をテーマにした各種の研究を行う国立中山大学西湾学院の呉亦昕氏と伊藤佳代氏をパネリストに迎え、2つの「ご当地グルメでまちおこし」の取り組み事例を踏まえて、両氏とも、高雄において、ご当地グルメよりも、人や絆がもっと大事であり、豊かな発想力と強い発信力で地域全体を巻き込んだPRを行っていくことが重要だと述べられ、地元では当たり前でも実は魅力を持っているものが何かを把握することや、資金をかけないPR方法など、2団体のアドバイスを参考にされていました。
 質疑応答では、ご当地グルメがメジャーになって、地元の飲食習慣に変化があったのか、や、訪台日本人をもっと増やすにはどんなことをすべきか、といった質問が出され参加者の熱意を感じさせました。

 「ご当地グルメでまちおこし」という取り組みは、台湾にとっても地方創生を進めていくうえで大いにヒントを与えてくれるのではないでしょうか。本講演会が、日本の地方都市・食文化の魅力及び理解促進だけでなく、日本と台湾のお互いの地方創生の活性化の促進と、お互いの地方都市間における交流強化につながることを期待しています。