11月30日に、「公益財団法人交流協会と亜東関係協会との間の言語教育の交流と協力に関する覚書」が署名されました。本覚書は、双方の日本語教育及び中国語教育の交流・協力を促進し、言語教育の水準を向上させ、お互いの歴史・文化に対する理解及び友好親善を深めることを目的としています。
本覚書署名を受けて、このたび交流協会では、日本と台湾との言語教育分野における協力を強化し、台湾の中等教育レベルにおける日本語学習の更なる促進を支援するために、独立行政法人国際交流基金からの委託により、2017年より台湾向け「“日本語パートナーズ”派遣事業」を開始することになりました。
「“日本語パートナーズ”派遣事業」とは、日本からアジアの中学・高校等に“日本語パートナーズ”(日本人ティーチング・アシスタント)を派遣し、現地の日本語教師と協力して授業運営に携わるとともに、日本文化の紹介等交流活動を通じて日本語教育を支援する事業です。同時に、“日本語パートナーズ”自身も任地の言語や文化についての学びを深め、アジアと日本の架け橋となることを目標としています。
本事業は、独立行政法人国際交流基金アジアセンターが、2014年度よりASEAN諸国向けに実施してきました。このたび同事業を台湾で初めて実施するにあたり、その事業の一部を交流協会が受託し、亜東関係協会及び台湾教育部の全面的な協力を得て実施することになったものです。
台湾1期の“日本語パートナーズ”は2017年2月中旬より1学期間、5名が派遣される予定です。
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