12月18日、中央研究院の近代史研究所档案館にて、平成25年秋の外国人叙勲により旭日中綬章を受章された中央研究院近代史研究所兼任研究員の黄福慶、林明徳両氏に対し、当所樽井澄夫代表より、勲記・勲章の伝達を行いました。
黄福慶氏は、日本人研究者に対する研究協力、また、将来の日台交流を担う日台双方の若手研究者の育成に献身的に尽力され、歴史学を中心とした日台間の学術交流を現在の活況に導かれました。
林明徳氏は、客観的史実に基づく実証的観点からの歴史研究を重視され、日本に関する大学教科書を執筆されるなど、日本及び日中、日台関係の歴史に対する客観的理解の促進に尽力されました。
両氏はまさに日台学術交流の先駆けとして、台湾における対日理解の増進と日台関係の発展に極めて重要な役割を果たされたことが称えられ、今回の受章となりました。 会場には、陳建仁・中央研究院副院長、黄克武所長、黄自進研究院をはじめとする中央研究院近代史研究所、両氏が長年にわたり教鞭をとられた政治大学、台湾師範大学の関係者等、多くの方々が出席し、両氏のご功績を称えました。

1.黄克武 2.樽井澄夫代表挨拶 3.左:黄福慶氏、右:樽井代表
中央研究院近代史研究所所長挨拶

4.左:林明徳氏、右:樽井代表 5.左:林明徳氏、中:樽井代表、右:黄福慶氏 6.参列者集合記念写真