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活動報告

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2025年04月08日

新着情報カテゴリー(日本語)活動報告(写真)東京

令和6年度日本台湾交流協会表彰(活動報告)

4月8日、当協会本部において、令和6年度日本台湾交流協会表彰を実施しました。

日本台湾交流協会表彰は、当協会の活動に協力し、特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体について、その功績を称えるものです。

令和6年度は、佐藤幸人・独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所研究推進部上席主任調査研究員、野嶋剛・大東文化大学教授・ジャーナリスト、学校法人佐久学園、亞智威信有限公司(Asian Wise,アジアン・ワイズ社)、学校法人佐久学園、日本台湾教育支援研究者ネットワークを表彰しました。ご功績に対し、衷心より敬意と感謝を表します。

 

●佐藤幸人・独立行政法人日本貿易振興機構 アジア経済研究所 研究推進部

上席主任調査研究員

1986年のアジア経済研究所入所以来、約39年間、台湾の経済や産業に関する研究に従事してきた。この間に発表してきた、服部民夫との共編著『韓国・台湾の発展メカニズム』(アジア経済研究所 1996年)や、『台湾ハイテク産業の生成と発展』(岩波書店 2007年 アジア調査会アジア・太平洋賞特別賞を受賞)は高く評価されている。台湾経済に関する研究の第一人者。

また、日本台湾学会の設立に加わり、2015年から2年間、理事長を務めている。

当協会事業では、「日台産業協力架け橋プロジェクト」の審査委員として参画。同じく当協会事業である「日台知的交流事業」の審査にも長きにわたって携わってきた。

このほか、当協会発行の『交流』にも度々執筆し、当協会主催セミナーでも講師として数多く登壇するなど、台湾との相互理解・経済関係の促進に貢献された。

 

●野嶋剛・大東文化大学教授・ジャーナリスト

台湾に関するルポ・評論・論文を多く執筆し、日本人の台湾理解に貢献。『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店、2015年)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館、2018年)、『なぜ台湾は新型コロナウィルスを防げたのか』(扶桑社新書、2020年)など一般向けの著書も多く出版し、『台湾とは何か』(ちくま新書、2016年)で平成28年度第11回樫山純三賞(一般書部門)を受賞している。また台湾の雑誌では日本に関する記事を多く執筆し、台湾人の日本理解に貢献。2018年には、台湾のクオリティペーパーとして定評のある『天下雑誌』での連載が、優れた報道に贈られる台湾卓越新聞奨(ニュース評論部門)を受賞し、初めての外国人の受賞となった。このように同人の執筆活動は日本と台湾のどちらにおいても高く評価され、日台の相互理解の促進に貢献されている。

 

●学校法人佐久学園

我が国の地域医療先進地である長野県佐久市において佐久大学では介護福祉士の養成、看護師の育成に長年携わってきた。

平成30年度から当協会と協力して「台湾人介護専門家研修事業」を実施し令和6年度にかけて、台湾の介護現場で働くのべ76名の専門人材の研修の受入れを行った。

日本の介護制度・先端技術に加え、介護に対する概念をより深く正確に伝えるべく、佐久市内の介護関連施設と連携した座学と現場研修と体験による総合的な研修プログラムを組み立て、看護・介護の研究を専門とする教授陣による丁寧な指導により、研修生に多くの知識と技術及び気づきを与えた。また台湾の介護現場における各種の課題解決に導き、日本の介護人材養成機関として台湾の介護人材の育成に大きく貢献された。

また、佐久学園の研修プログラムを受けた参加者は、その研修成果を確実に吸収して台湾で着実に実績を挙げており、本研修プログラムは台湾側関係機関からも高く評価されている。

 

●亞智威信有限公司(AsianWise,.アジアン・ワイズ社 社長:王珠恵・佐久大学客員教授(兼))

日本の看護・介護分野の知識と介護される人の尊厳と見守りを台湾に伝えるべく、看護・介護人材の日本語研修プログラム及び看護・介護日本語の通訳者養成を行う台湾の法人。

当協会の「台湾人介護専門家研修事業」においては、研修時の通訳業務に加え、基本的な介護日本語の講座と研修期間中の文化生活面の支援業務を担当。

同社(社長:王珠恵・佐久大学客員教授(兼))は、日台両方の介護事情と文化習慣を熟知しており、介護福祉制度や寄り添いの観念の日台間の違いから、施設実習で不可欠な日本人高齢者への接し方、ひいてはその高齢者の生まれ育った生活習慣の解説に至るまで、きめ細やかに紹介した上で、介護される人の尊厳と自立支援のためのコミュニケーション技法を徹底して指導し、研修生が正確かつより深く日本の介護事情を理解することに大いに貢献された。

 

●日本台湾教育支援研究者ネットワーク・SNET台湾

同団体は、日本における台湾地域研究の成果を、教育支援を通じて社会に還元することを目的とし、日本から台湾への修学旅行・研修旅行や日本の高校・大学における台湾に関する教育の実施に関する支援を行ってきた。多くの台湾研究者が同団体の活動に参加・協力を行っており、日本の学校での台湾に関する研究者の派遣講義の実施、高校生・大学生を中心に、台湾に興味を持つすべての人々に向けた学習教材及び関連書籍等の作成及び編集、台湾に関するワークショップ・講座・イベント等の開催など、その活動は多岐に渡っている。中でもYoubTubeチャンネル(注1)やウェブサイト「みんなの台湾修学旅行ナビ」(注2)のような誰もがアクセスしやすい開かれた活動は、専門的な知見を社会還元するアウトリーチ活動としてもすぐれており、次世代の日台交流の確かな基礎となるものである。

(注1)https://www.youtube.com/channel/UCmtfk9gkQH-hiqUvXKDF4kQ

(注2)https://taiwan-shugakuryoko.jp/

 



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