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2020年 2月 7日更新

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 経済部統計処は1月22日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、2019年12月の卸売業売上額は8,832億元、前年同月比+4.76%と4ヶ月連続の減少からプラス成長に転じた。このうち、機械器具業は同+6.5%となった。これは、主にモバイル及び関連通信産品が旧正月向けの在庫補填を前倒して行い、半導体投資の増加が機械設備業の売上増加をもたしたことによるものである。食品飲料及びたばこ業、家用器具業、医薬・化粧品業は旧正月向けの在庫補填需要の増加によりそれぞれ+7.7%、+8.9%、+10.6%となった。自動車・バイク業は同+8.7%となった。これは、主に新車の販売好調が持続し、商用車の売上も好調なことによるものである。第4四半期の卸売業売上額は2兆6,473億元、前年同期比+0.5%となった。2019年の卸売業売上額は10兆2,495億元、前年比▲2.15%となった。

 12月の小売業売上額は3,503億元、前年同月比+2.75%となった。このうち、自動車・バイク部品業は同+12.2%となった。これは、主に企業による販促イベントの実施、新車及び電動バイクの販売好調が持続したことによるものである。ネットショッピング及び通販業は同+11.9%となった。これは、主にダブル12(12月12日)による販促イベントの実施、クリスマス、忘年会による消費増加によるものである。総合小売業のうちの百貨店は同▲2.41%となった。これは主に、企業の新規店舗の参入が一部の店舗閉鎖を相殺されたことによるものである。スーパーは同+0.37%となった。コンビニは新規店舗の参入、生鮮食品、おせち料理の注文増加により同+4.68%となった。量販店が旧正月の販促イベントを前倒して実施したため、同+7.79%となった。情報通信及び家電設備業はネットショッピングの売上増加を受け、一部企業が店舗を減らしたため、同▲6.7%となった。第4四半期の小売業売上額は1兆349億元、前年同期比+4.2%となった。2019年の小売業売上額は3兆8,523億元、前年比+3.08%と過去8年で最大の増加幅となった。

 12月の飲食レストラン業売上額は723億元、前年同月比+2.05%となった。このうち、レストラン業は、クリスマスによる食事会の増加、新メニューの開拓により、同+2.0%となった。飲料店業は新規店舗の参入、販促イベントの実施があり、同+2.4%となった。2019年の飲食レストラン業売上額は8,116億元、前年比+4.39%と金額として過去最高となった。

 1月を展望すると、卸売業は米中貿易摩擦の緩和が世界貿易の回復にプラスとなるものの、旧正月の連休による売上額が前年より減少する見込み。小売業及び飲食レストラン業は、旧正月前による消費のピーク、忘年会シーズンの到来、連休の旅行商戦などにより、引き続きプラス成長を維持すると見込まれている。




卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]