台湾月報

年月日	2015/10/19
分類	両岸関係
記事	国民党総統候補の朱立倫･同党主席と民進党総統候補の蔡英文・同党主席との、両岸政策をめぐる応酬
掲載紙、掲載面	聯1、時1，2、自1，4
備考	（１）朱立倫・国民党主席は18日、聯合報によるインタビューを受け、蔡主席が主張した「両岸の現状維持」には二国論と党綱領「台湾独立条項」が含まれるのか、また中国側が「『92年コンセンサス』がなくなれば両岸の現状は存在しない」と主張している中で、「92年コンセンサス」を認めずしていかに両岸の現状を維持するのかとの疑問を投げかけた。 （２）朱主席はまた、中国時報のインタビューに応じて、「92年コンセンサス」は重要な基礎であり、仮に蔡主席が「92年コンセンサス」を認めないのなら、「両岸の現状維持」だけで両岸関係を発展することは無理であると指摘。 （３）朱主席の疑問を受け、蔡英文・民進党主席は、自身の両岸政策のキーポイントは「両岸の現状維持」であり、いわゆる台湾の自由で民主的な生き方、及び既存の憲政体制の維持が含まれるほか、両岸の平和で安定的な発展関係を維持することであると説明した。