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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2012/02/23
分類 内政
記事 蔡英文・民進党主席は22日、中央執行委員会で敗因検討報告書を提出。
掲載紙、掲載面 時1,2、連1,2、自2
備考 (1)かかる報告では、敗北の原因は複雑だが、鍵となるのは2つあり、1つ目は、国民党が「92年コンセンサス」をうまく経済議題として訴えたにもかかわらず、民進党はそれに対する何一つ有効な手を打てなかった上、具体的な中国政策も提出出来なかった。2つ目は、最後の2週間で蔡英文主席の支持率が下落していたが、支持率調査結果に対する党中央による分析と組織から報告された状況との間で落差が生じ、その落差から、有権者の投票行為に対する判断が誤り、間違った策略を講じたことだと指摘された。一方、今後の改革に対する建議として、民進党による執政への信頼感の向上、中国ファクターによる影響への対応の強化、及び、地方における支持地盤の拡大など3つの方向が挙げられた。 (2)蔡主席は、自分に指導力と選挙戦への策略が足りないため、人民の信頼を得られなかったとして、敗北の全責任は自分にあると表明。 (3)蔡主席は、民進党が中国問題を処理するエネルギーと能力を強化することこそ、社会からの信頼を得られると強調した。蔡主席は、中国問題を処理するに当たって、中国に対する理解が不可欠で、それは交流を通じてしか得られないものだと強調したうえで、民進党に対し、整った制度の下で、党員を始めとする関係者の中国に対する認識を深め、更に、交流を通じて新しい方法を見出してほしいと期待を表明する一方、中国による統一戦線活動が至る所に浸透しており、その統一戦線活動に利用されないため、かかる制度には一定の行為準則及び交流のメカニズムが不可欠だと指摘したうえで、それは困難なプロセスになるが、民進党が歩まなければならない道だと強調。 (4)先日、国民党スポークスマンが民進党による検討を批判するような発言があったが、22日、馬英九総統は国民党中央常務委員会で、国民党が選挙で勝利したとは言え、大勝ではなく、自分自身の検討をすべきで、民進党による検討を批判したり、それについてコメントなどすべきではないとして、関係者に対し、民進党による検討への言及を控えるよう指示。
エディタV2