台湾月報

年月日	2011/12/29
分類	内政
記事	次期総統選挙関連
掲載紙、掲載面	時1～6、連1～5，14、自1～7
備考	<tab>(1)28日、金門を訪れた蔡英文・民進党総統候補は、自分が大陸委員会主任委員任期中に小三通を実現させ、「両岸人民関係条例」を大幅に改正したとして、自分は政権を握ったら、両岸関係が更に前進するだけで、停滞又は後退することがない旨強調。これに対し、馬英九陣営は、「92年コンセンサス」を否定する蔡英文候補が両岸関係の更なる前進をどう確保するのかと反問するとともに、小三通の全面的な開放は馬英九総統が主導した下での成果だと主張。 <tab>(2)宋楚瑜・親民党総統候補は、馬英九総統が「92年コンセンサス」があると証明できる資料があると強調してきたが、「92年コンセンサス」が暗黙の了解に過ぎないとして、馬英九総統がそれを明文化する良いタイミングを逃したと指摘。 (3)馬英九・国民党候補と蔡英文・民進党候補は、それぞれ、決戦地とされる台中で支持を呼びかけた。 (4)国家安全会議と調査局が民進党候補の選挙活動などに関する情報を収集して、馬英九総統に提供したとの『壱週刊』による報道を受け、蔡英文・民進党総統候補は馬英九総統に対し、明確に説明するよう要求した。一方、国家安全会議は、選挙の全体的な状況を把握する必要があるものの、それは安全を維持するためであり、選挙情報の収集ではないとかかる報道内容を強く非難。 <tab>(5)初めて投票権を行使する若者を対象とする調査から、21.4%が馬英九総統を、18%が蔡英文・民進党総統候補を、9.1%が宋楚瑜・親民党総統候補を支持するとの結果が得られた。 <tab>(6)馬英九選対本部は28日、総統夫人と子供達と交流する映像を内容とする選挙広告を披露。 <tab>(7)バイオ関連企業の投資事案（宇昌案）をめぐる与野党の応酬が続く。 (8)台湾プラスチックグループの総裁は公に、「92年コンセンサス」支持を表明。