台湾月報

年月日	2011/11/02
分類	内政
記事	次期総統選挙関連
掲載紙、掲載面	時2，4、連1，3、自2，3
備考	(1)親民党は1日、台北市議会で「人民の支持があるからハードルをクリア、貴方がいるから最後まで戦う」と題する記者会見を開き、集めた署名の一部の約35.5万人分の署名を中央選挙委員会に提出した。宋楚瑜主席は、出馬を決めることは誰かを落選させるためではなく、人民により良い選択肢を提供したいからだと強調。 (2)同会見で、張昭雄・副主席は、馬英九総統が多くの政策決定において、まるで形だけがあり、魂がないと国民党の「金・馬（金溥聡・馬英九）体制」を強く批判した。又、李敖・立法委員候補は、宋楚瑜主席の出馬は団結を破壊すると言う人がどうかしているとした上で、馬英九総統について最も心配するのは無能ではなく、独裁だと、その点において、故・蒋介石氏でさえ馬英九総統ほど独裁的ではなかったと批判。 (3)宋楚瑜氏による出馬がほぼ確定したことを受け、国民党は、宋楚瑜氏と親民党に対する批判を厳禁する命令を出すとともに、双方の協力関係構築に依然に期待する旨表明。一方、民進党は、宋楚瑜氏が尊敬でき、強い競争相手だとしながらも、馬英九と宋楚瑜の両氏を支持しないことだけで、台湾を守れる旨表明。 (4)中国時報による支持率調査～国民党候補と民進党候補との一騎打ちの場合、それぞれ、44%と39%の支持を獲得。一方、親民党候補を選択肢に入れたら、42%が馬英九・呉敦義コンビを、36%が蔡英文・蘇嘉全コンビを、10%が宋楚瑜・林瑞雄コンビを支持。 (5)与野党候補による選挙活動～蔡英文・民進党候補は花蓮で多くの支持者に迎えられた。馬英九総統は桃園県で高校生と座談会を実施。 (6)消息筋～農民手当条例改正案が原因で中南部の農民票の流出が深刻だと見る馬英九陣営は、今後の2ヶ月間で農業都市を集中的に回るなどの補強計画を実施する方針。