台湾月報

年月日	2011/10/25
分類	内政
記事	次期総統選挙関連
掲載紙、掲載面	時1，2，4、連1，2，4、自4
備考	(1)中国時報が23日に実施した支持率調査～国民党候補と民進党候補との一騎打ちの場合、それぞれ、43.9%と38.4%の支持を獲得。一方、親民党候補を選択肢に入れた場合、41.6%が馬英九・呉敦義コンビを、36.3%が蔡英文・蘇嘉全コンビを、10.6%が宋楚瑜・林瑞雄コンビを支持。19日に実施した調査の結果に比べると、馬英九・呉敦義コンビと蔡英文・蘇嘉全コンビとの支持率の差が10%から5%に縮小したこと。又、中部において、21%の差でリードしていた馬英九・呉敦義コンビが蔡英文・蘇嘉全コンビに2%の差でリードされたことが判明。両岸による平和取決めを推進するとの馬総統が提出した主張がかかる結果をもたらした要因の1つと見られる。 (2)連合報による世論調査～両岸による平和取決めの推進に対し、41%が歓迎、29%が反対と表明。67%がかかる取決めの調印を公民投票で賛否を問うべきだと、17%が公民投票を実施する必要がないと回答。23%が同議題は国民党候補の選挙情勢にプラスの影響があると、18%がマイナスの影響があると、35%が影響ないと考える。蘇嘉全・民進党副総統候補の「農舎」問題に関し、41%が農舎の建設と使用方式が違法だと、24%が違法でないと認識。5%が同議題は民進党候補の選挙情勢にプラスの影響があると、46%がマイナスの影響があると、32%が影響ないと考える。農民手当を消費者物価指数を参考にしながら4年毎に調整するとの行政院が提出した案に対し、70%が賛成、15%が反対と表明。26%が同議題は国民党候補の選挙情勢にプラスの影響があると、15%がマイナスの影響があると、39%が影響ないと考える。 (3)蔡英文・民進党候補は24日、前回の市長選挙戦のスタート地である新北市淡水を訪れ、新北市を総統の新しい故郷にすると宣言した。蔡候補が前回の市長選で獲得した百万4千9百票を上回る支持を目指し、24日からの5日間で新北市の全選挙区を回る予定。 (4)中国時報による世論調査から、楊秋興・前高雄県知事による支持陣営の鞍替えに対し、高雄市民の40%が支持、37%が反対と表明。一方、楊秋興氏が国民党候補として次期高雄市長選挙に出馬した場合、高雄市民の32%が支持、49%が支持せずと表明。 (5)馬英九総統は今週中に、新エネルギー政策を発表する予定。消息筋によると、馬総統が安全面での懸念がないことを確保するとの前提で、第四原子力発電所の建設と稼動を継続させ、「脱原発故郷」との理想に近づくため、第一、第二及び第三原子力発電所が予定通り使用期限後の廃止を行うことを宣言する見通し。 (6)締め切りまで2週間を切る中、宋楚瑜・親民党総統候補は署名への協力を懸命に呼びかけ。一方、各県市の署名スタンドも初日の44箇所から260数箇所までに増やした。