台湾月報

年月日	2011/10/24
分類	内政
記事	次期総統選挙関連
掲載紙、掲載面	時2，4、連1，2，4、自1，4～6
備考	(1)金溥聡・馬英九選挙事務所執行長は離日記者会見で、現段階で、国民党の勝算が民進党より大きいとしたうえで、「馬英九総統が可愛くないが、信頼できる。一方、蔡英文・民進党主席が可愛いが、信頼できない｣との日本人学者の発言を引用。 (2)蔡英文・蘇嘉全コンビの全国選対本部が23日に新北市の板橋で設立された。蔡英文・民進党候補は数万人の支持者が集まった設立大会で、危険で、かつ、急いで物事を進めている感がある両岸政策が執政無能より怖いと指摘したうえで、両岸の平和発展が民進党一貫の主張であり、台湾人民の共通の願いでもあるが、それは必ず、尊厳と保障がある下で、又、台湾人民のコンセンサスを基礎として追求しなければならない旨強調。 (3)両岸による平和取決めの推進が危険であるとの民進党による指摘を受け、馬英九総統は、中華民国の主権独立など4つの条件が確保されて始めて、かかる取決めの推進に着手するとして、10年というタイムスケジュールが既にあるとの説を否定しながらも、平和取決めの問題が今後10年避けて通ることの出来ない問題だと指摘。 (4)馬総統は23日、蔡英文と蘇嘉全の両氏の故郷である屏東で選対本部を立ち上げ、約1万人の支持者が応援に駆けつけた。一方、馬英九・呉敦義コンビの全国選対本部が30日、国民党中央党部の隣に正式に設立される予定。 (5)民進党関係者は、新北市において、相手候補との差を10万票以内に抑えることが出来たら、選挙に勝てるとの見方を示す。 (6)宋楚瑜・親民党主席は台中で選挙活動を実施。千人以上の支持者が駆けつけた。