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第30回「ひらがなの教え方、アイディアシェアリング」

更新日時

2005年 10月 28日作成

コンテンツ

 去る10月22日に第30回中等教育機関日本語教師研修会が開催されました。
今回の研修会では、華僑高校専任講師の邱英英先生、当交流協会日本語センターの津留専門家、および堀越専門家の3名の講師によって、「ひらがなの教え方、アイディア・シェアリング」というテーマのもと、一部実践を交えた講義が行われました。

日 時:2005年10月22日(土) 14:00~17:00
参加者:台湾の日本語教育機関で日本語を教えている教師 56名
配付資料:邱英英先生 「ひらがなの教え方実際例」 [87KB] (PDFファイル
      津留紀子専門家 「ひらがな・カタカナを定着させるための活動」 [282KB] (PDFファイル
      堀越和男専門家 「ひらがなの教え方-理論と実践」 [124KB](PDFファイル)    (上記のPDF資料はAcrobat Readerが必要です)

   
 今回は、3人の講師がそれぞれに異なる観点からひらがなの教え方の一例を講演し、後半には、参加者からも教え方のアイディアを出してもらうアイディア・シェアリングの時間を設けました。

 まず、第一セッションでは、邱英英氏が「ひらがなの教え方の実際例」というテーマで、ひらがなの導入から最後のテストまでの指導手順というような仮名導入のカリキュラム例とその際の留意点について講義されました。仮名学習の全体の流れから具体的な教え方、教材にまで触れ、わかりやすく紹介してくださいました。

 第二セッションでは、津留専門家が「ひらがな・カタカナを定着させるための活動」というテーマで、ひらがな・カタカナの導入後に定着のための過程を設けることを提案し、効果的に練習するポイントとそれを生かしたタスク、ゲームを紹介しました。先生方に実際に体験してもらったものもあり、活動のイメージがつかめて、すぐに学校で使ってみたいという声が聞かれました。

 第三セッションでは、堀越専門家が「ひらがなの教え方-理論と実践」というテーマで認知心理学、第二言語習得の観点からひらがなの習得についての理論を紹介し、それに基づく指導のあり方を提案しました。人間の記憶のメカニズムを実際の授業にどのように生かしたら、仮名の学習が効果的に進むかがよくわかり、多くの先生方の共感を得ていました。
 
 最後の、ひらがなの教え方に関するアイディア・シェアリングでは、参加者からご自身の実践しているアイディアや教える際の悩みをお話しいただき、それについての意見も出されて参加者全員でアイディアや問題を共有することができました。

  (邱英英先生)                (津留専門家)               (堀越専門家)