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2025年01月09日
お知らせ台北
【12月の日本語専門家派遣事業の報告】 ○12月5日(木): 桃園市立楊梅高校(生徒対象) 担当:藤田智彦専門家 桃園市の楊梅高校で開かれた日本文化の体験授業には日本語を学ぶ生徒30名が参加し、浴衣を着る体験をしました。帯は男女共に作り帯ではなく、難しい結び帯を使ったため、きれいな結び目を作るのに苦労していましたが、友だちの協力できれいに仕上げていました。「帯が思ったよりきつくて、動きにくい。」「意外とリラックスできる。」など着た感想は様々でしたが、アニメやまんがで見た浴衣を着ることができたことに「浴衣を着られたのは奇跡!」と大喜びの生徒もいて、日本文化をより身近に感じ、楽しんでいました。 ○12月13日(金):慈済大学(生徒対象) 担当:藤田智彦専門家 花蓮市にある慈済大学で日本語を学ぶ学生28人が日本文化体験をしました。授業でははじめに自己紹介活動を行い、日本語でのコミュニケーションに慣れてから年賀状作りをしました。日本の年賀状の特徴やどんなことを書くのかを確認した後、2025年の干支のヘビのイラストや新年の挨拶を日本語で書き、お互いに見せ合いました。最後におみくじを引いて新年の運勢を占い、一足早く日本の年末・年始の行事を体験しました。参加した学生は「日本で授業を受けているような感じで面白かった。」「知らなかった日本の文化が体験できて嬉しかった。」など、日本語を使って楽しみながら年中行事を学んでいました。 ○12月26日(木):台北市立第一女子高校(生徒対象) 担当:藤田智彦専門家 台北市にある第一女子高校で年賀状作り体験をしました。この日は1年生の日本語クラス2班の合同授業とし、新年を前に年賀状作りをしました。約70人での授業となりましたが、「高校在学中に交換留学で日本に行きたい。」「卒業後は日本の大学に進学したい。」という生徒もいて、日本語で積極的に発表し、年賀状も楽しそうに書いていました。年賀状の仕分けや配達が年末年始の風物詩だと紹介すると、「日本に行ったら挑戦してみたい。」と日本の生活を身近に感じたようでした。 ○12月28日(土):中山医学大学(生徒対象) 担当:藤田智彦専門家 台湾には「高中生預修大學第二外語課程專班(Advanced Program)」という大学の教師から日本語が学べる特別クラスがあり、地域の高校から参加者を募って授業を行っています。台中市にある中山医学大学では南投県や彰化市などからも生徒が集まり、レベル別に2つのクラスに分かれて毎週土曜日に日本語を学んでいます。この日は合同授業で22人の生徒がカルタ体験をしました。まずはグループに分かれてみんなでカルタを作り、ひらがな一文字のカルタで勝負を繰り広げました。中には文字と音が一致していない生徒もいましたが、教科書を見て確認しながら、読み手にも挑戦していました。参加した生徒は「楽しみながらひらがなに親しむことができた。」「カルタが楽しく、もっと日本語が好きになった。」「活動中に日本人の先生が声を掛けてくれ、会話ができて嬉しかった。」など、日本語をたくさん聞き、話し、伝統的な遊びも楽しみながら、日本文化に親しんでいました。 当協会では、日本語授業の支援、日本文化体験機会の提供および日台交流活動の促進のため、日本語専門家を派遣しています。詳しくはこちらをご覧ください。
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