2025年4月、日本台湾交流協会は、日本語教育支援の一環として、日本の文化や社会を紹介する書籍や日本語学習に役立つ、国際交流基金『まるごと 日本のことばと文化』シリーズ(三修社)をはじめとする各種図書を、日本語パートナーズ(※)が派遣されている台湾各地の高校に寄贈しました。
それに伴い台北事務所では、6月4日に桃園市の国立中央大学付属中壢高校にて、図書の贈呈式および日本語の授業見学を行いました。
贈呈式では、当所の村本広報文化部長より目録を校長先生に手交し、寄贈図書が今後の授業や自主学習で活用されることを願う旨を述べました。
同校からは校長先生をはじめ、日本語教師を含む学校の教職員の皆様にご出席いただき、和やかな雰囲気の中で日本語教育に対する前向きな姿勢が感じられる交流の時間となりました。
その後、同校で行われている高校二年生の日本語の授業を見学しました。授業では、生徒たちがペアやグループでの活動を通じて、日本語を使った実践的な表現に取り組んでおり、楽しみながら学ぶ様子が印象的でした。日本語パートナーズも生徒の活動に参加し、自然な形で学習をサポートしながら、生徒とともに取り組むことで学習に対する親しみや意欲を高める役割を果たしていました。
今回の訪問を通じて、日本語教育の現場における教職員の熱意に加え、生徒たちが言語や文化への関心を自然に育んでいる様子を間近に感じ、日本語教育の可能性を改めて実感する機会となりました。当所では、今後も台湾各地の教育機関と連携し、日本語教育支援や日台間の相互理解の促進に取り組んでまいります。
※日本語パートナーズ派遣事業は、日本の国際交流基金(JF)からの委託を受けて当協会で実施している事業です。
台湾の日本語パートナーズ派遣事業についてはこちらをご覧ください。
(当協会HP)
https://www.koryu.or.jp/business/japanese/partners/
日本語パートナーズの活動全般についてはこちらをご覧ください。
(国際交流基金日本語パートナーズHP)
https://asiawa.jpf.go.jp/partners/voice/