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新着情報(日本語)

2025年06月25日

お知らせ台北高雄

日本・台湾の税関協力と澎湖島の歴史的建造物に関する講演会の開催

2025年5月23日(金)、澎湖生活博物館において、当協会、財政部関務署及び澎湖県政府の共催により、日本・台湾の税関協力と澎湖島の歴史的建造物に関する講演会を開催いたしました。

同講演会には澎湖在住の研究者等関係者含め約30名が参加しました。 当協会より日本税関の歴史的建造物に該当する庁舎の概説及び最新の日台税関協力に係る取り組みを紹介し、財政部関務署高雄関より澎湖に現存する馬公税関派出所の概要及び維持管理等に関する説明を行いました。

その後、澎湖の歴史に詳しい高啟進博士より、「澎湖発展の歴史と日本人について」と題し、ご講演をいただきました。 高博士は、古代から、17世紀のオランダ統治時代、明、清の統治時代を経て、1894年より日本統治時代を迎える変遷に触れつつ、澎湖に現存する各時代の遺構を概説しました。その後、日本統治時代において、澎湖の発展に大きく寄与したとされる、岩崎範之氏、高津信氏、伊藤正成医師及び澎湖の地理や文化等について写真を通じて紹介する井原伊三太郎氏の「澎湖島大観」を取り上げ、現在までに至る澎湖における日本人の関わり、また税関関係施設を含む当時を思わせる歴史的建造物等を数多く解説いただきました。

講演後、一般参加者を交えディスカッションが行われましたが、その中で、澎湖に残された税関施設等をはじめとする歴史的建造物を後世に残す重要性と維持管理に係る課題等について活発な意見交換が行われました。

本講演会を通じ、澎湖島に関与した日本人とその様子について歴史的建造物を通じて振り返ることができ、日台税関分野の今後の協力を推進する上で非常に有意義な会となりました。




財政部関務署 
彭英偉 署長

日本台湾交流協会台北事務所 
服部崇 副代表

歴史学者
高啟進 博士






会場の様子