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2010年 12月 27日作成

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 経済部は11月23日、最新の商業動態統計を発表した。10月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1.2兆元、前年同月比+7.93%となり、単月の金額としては1999年の調査開始以来の最高となった。内訳では、卸売業が8,747億元(同+8.09%)、小売業が3,080億元(同+7.11%)、飲食レストラン業が284億元(同+12.03%)となった。
 経済部では、自動車販売市場の好調及び百貨店での周年記念セールによる売り上げの増加が維持されれば、2010年通年の小売業の営業額は3.47兆元(前年比+5.29%)程度、飲食レストラン業は3,400億元程度に達し、両者の営業額とも過去最高額となる可能性があるとみている。
 小売業営業額は単月の金額として過去最高を記録したが、これは主に、百貨店による周年記念セールの実施と、自動車関連業での販売額が好調であったことによるものである。特に、自動車及び関連部品業では+17.14%の大幅増と業種別では最高の伸び率となったが、蔡美娜・経済部統計処副統計長は、円高、ユーロ高の影響により日系、欧州系メーカーの自動車価格の値上げが近々実施されるとの市場予想から前倒して自動車を購入する動きが盛り上っており、1~10月の新車プレート申請台数は26.4万台、前年同期比+21%、(輸入車が同+33%で、国産車が同+18%)、通年では32万台近くまでに上ると見込まれているとの認識を示した。
 総合商品小売業では営業額が873億元(同+9.11%)となったが、そのうち百貨店の営業額は313億元と初めて300億元の大台を突破した。蔡副統計長は、失業率の引き続き改善していること、経常性賃金も上昇したことに加えて、百貨店の周年記念セールの実施と新規出店が10月の百貨店売上額を大幅に押し上げたと説明した。また、コンビニエンスストアーの営業額は201億元(同+11.43%)となったが、これは主に、大手コンビニエンスチェーンが最近になって170店舗を開店させたことや、別の大手コンビニエンスチェーンの営業額が4ヶ月連続で100億元を突破したこと等が要因となっている。
 飲食レストラン業の中では、レストラン業が同+12.61%と伸び幅が最も大きかった。これについて、蔡副統計長は、株価指数が8,000ポイント台を維持していることや百貨店の周年記念セールが実施されていることのほか、大陸観光客がレストラン業の売上げを押し上げたと説明した。

  工業生産動向[PDFファイル]