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2015年 5月 11日作成

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 中央銀行は4月24日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、3月のM1aの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+6.23%となった。普通預金が定期預金にシフトした影響を受け、株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は+5.87%と前月より下降した。一方、外資の純流入が持続していることから、M2の対前年比伸び率は+6.57%と2009年12月以来の最高となった。

 中央銀行の官員は、「2008年金融危機が発生して以来、世界各国の中央銀行とも金融緩和政策を採り、台湾は2008年12月~2009年11月までのM2の対前年比伸び率は中央銀行の目標レンジ(2.5%~6.5%)を上回ったが、その後、目標レンジ範囲内にあった。最近は大量の外資流入の影響を受け、M2の対前年比伸び率は金融危機発生以来の最高となった。統計によると、第1四半期のM2の対前年比伸び率は+6.32%と目標レンジ範囲内にある」と指摘した。また、「M2の対前年比伸び率が増加した原因は主に、旧正月明けに国民の資金配置が普通預金から定期預金(うち外貨預金の金利高による外貨定期預金の増加を含む)にシフトしたことや企業貸付の返済などによるものである」と説明した。

 中央銀行の官員は、「外資の純流入が持続し、株を売り出した後にすべて海外送金しておらず、一部は外国人台湾元建て口座にストックされたため、3月の外国人による台湾元建て預金残高は2,287億元で、前年同月比+12.08%となった。3月の外資純流入額は14.38億米ドルとなり、第1四半期では前年同期比22.37億米ドル大幅増の70.07億米ドルとなり、同40%以上の増加幅となった。4月の株式市場は外資の流入により台湾株価指数が10,000ポイントの大台に立ち上がりかねないが、4月のM1bの対前年比伸び率が下げ止まり、上昇するかは今後の外資の動向次第である」との見方を示した。
  


(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



金融動向表[PDFファイル]  [56KB]