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2023年4月5日更新

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 行政院主計総処は3月24日、最新の労働力調査を発表した。これによると、旧正月明けの転職ブーム、及び臨時雇用の終了により、2月の失業率は前月比0.03%ポイント上昇の3.53%となったものの、同月で過去23年での最低水準となった。さらに季節調整後の失業率は前月比0.02%ポイント低下の3.58%となった。2月の就業者数は前月比1.4万人増加の1,148.5万人となり、失業者数は前月比4,000人増加の42万人となった。
 2月の求人倍率は1.58倍と1月を下回った。2月の新規労働需要の業種について、製造業は3万533人、前月比+12.01%が最多となり、防疫規制の緩和により、宿泊・飲食レストラン業は1万8,051人、前月比+21.88%の大幅増となった。このうち、宿泊・飲食レストラン業の新規求人者数について、1月が二桁の成長となり、2月は引き続き高成長を維持した。労働部の担当者は、「宿泊・飲食レストラン業の回復は新型コロナ感染の落ち着き、民衆による外出・旅行、外食意欲のさらなる高まりにつながり、2月は連休が多く、食事会の開催、春の旅行ピークが持続された結果、宿泊業の新規求人者数は1,805人の増加、飲食レストラン業も1,435人の増加となり、民衆による購買力の回復、サービス業の景気好調をもたらしたことを反映している」と分析している。また、「失業者数の増加は主に、旧正月明けの転職ブーム、及び臨時雇用の終了によるものである。このうち、仕事に対する不満による失業者数は5,000人の増加、季節要因或いは臨時雇用の終了による失業者数は2,000人の増加となり、前年同月比では、1.4万人の減少となった。1~2月の失業者数平均は41.8万人、前年同期比1.4万人の減少となった」と述べた。
 2月の失業率の上昇が季節要因に関連しているかについて、陳恵欣・国勢調査副処長は、「旧正月明けの転職ブーム、及び臨時雇用終了といった季節要因の影響を受けたものの、季節要因を控除した失業率が改善したことは労働市場及び失業情勢の安定を反映している」と説明した。3月を展望すると、陳・副処長は、「3月は季節要因が減り、転職者が次々と新規就職先を確保したことにより、3月の失業率は2月より改善する見込み。一方、3月は季節要因減少のほか、世界景気の減速、輸出不振が今後の労働市場に影響を与えるかを引き続き観察する必要がある」との見方を示した。




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