本日午前,家人と共に台北賓館に赴き,李登輝元総統の御霊に祈りを捧げてまいりました。既に何度も訪れている場所ですが,今朝は万感の思いで門をくぐりました。
李登輝先生に,心の中で,この新しい困難な時代においてどうか日本と台湾を引き続きお護りくださいとお願いしてきました。
日本は,李登輝先生を通して,日台の深い歴史の経緯を振り返り,またアジアを照らす民主の灯台となったよき隣人である台湾を再認識したのだと思います。今,日台間にある,何ものをも超える心の絆を思う時,李登輝先生への深い感謝の念が湧き上がってきます。
本当に,一目お会いし,これからの日本と台湾の進むべき道について,教えを請いたかったです。この願いは叶いませんでしたが,私は今日の台北賓館での「対話」を深く心に刻み,これからも日台の心の絆を大切に守り育ててまいります。
李登輝先生,長い間,本当にお疲れさまでした。どうか安らかにお眠りください。
日本台湾交流協会台北事務所
代表 泉裕泰
2020年8月1日