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新着情報

新着情報(日本語)

2019年06月19日

お知らせ台北高雄

台湾安全情報(2019年1月~3月)

2019年1月から3月に関する統計データ(暫定値)及び同期間に発生した事案を基に作成した、台湾の安全情報を以下のとおりお知らせいたします。

 

1 社会・治安情勢

  一部の団体等による抗議活動が行われていますが、一般市民全般の対日感情が悪化しているとは言えません。
 また、台湾の治安が大きく悪化したという状況は認められず、治安情勢は比較的安定していると言えます。

 

2 犯罪の傾向

(1)主な犯罪の発生件数

   内政部警政署の発表によると、2019年1月から3月までの間の刑法犯の発生件数は6万5,321件と、前年同期(2018年1月から3月までの間)と比較して4.9%減少しています。統計上は前年より治安の改善が見られますが、皆様にあっては油断することなく、台湾が海外であることを忘れずに防犯意識を高めていただければと思います。
 また、主な犯罪の発生件数は以下のとおりですが、いずれの犯罪類型も前年同期より減少しています。
 刑法犯総数   6万5,321件(前年比 4.9%減)
  うち殺人        71件(同 上 7.8%減)
  うち強盗        37件(同 上38.3%減)
  うち強制性交      45件(同 上22.4%減)
  うち窃盗   1万    464件(同 上 9.5%減)
  うち詐欺     5,356件(同 上 5.9%減)

(2)邦人被害の事案

  ア 窃盗

2019年1月から3月の間に邦人がスリの被害に遭ったと確認できる事案は報告されていませんが、邦人がよく訪れる國立故宮博物院、忠烈祠、中正紀念堂、龍山寺、永康街、台北101ビル、士林夜市、饒河夜市、九份、鼎泰豐の店舗周辺等の観光地では、引き続き財布等の所持品に細心の注意を払い、スリの被害に遭わないようにしてください。

  イ 旅券の紛失

    盗難又は遺失の判断がつかないものの、邦人旅行者が旅券を紛失する事案が後を絶ちません。日本台湾交流協会が把握している旅券の紛失事例を見ると、以下のような特徴が挙げられます。
○ 九份や夜市等の大勢の観光客で混み合う観光地において旅券を紛失する。 ○ 乗車したタクシー内に旅券が入ったバッグを置き忘れる。 ○ 空港での両替時に本人確認のために旅券を提示し、そのまま置き忘れる。 ○ 泥酔するまで酒を飲んだ後に路上で寝込み、旅券入りのバッグを紛失する。 ○ ナイトクラブに入場する前に旅券を提示し、店内で酔っ払って紛失する。
 上記に見られるように、旅券の紛失は所持者本人の不注意によるものが大半を占めます。旅券を紛失した場合、台湾当局への届出に加え、どうしても急ぎ帰国の必要がある場合には、渡航書等の申請が必要となります。そのためには、戸籍謄本等の入手が必要となるなど、申請手続には多くの時間と労力を要します。また、日本の旅券は国際的な信用度が高く、紛失した旅券は偽変造され、不法な出入国等の犯罪や国際テロを助長するおそれがあります。皆様の知人、会社の出張者等が台湾を訪れた際には、上記の事例を参照しつつ、滞在中の旅券の管理に細心の注意を払うよう注意を促してください。

 

3 交通事故の傾向

(1)主な統計

内政部警政署の発表によると、2019年1月から3月までの間の交通事故の発生件数は7万8,432件と、前年同期と比較して4.0%増加しています。また、死者数が前年同期と比較して約1.5倍に増加するなど、2019年は前年より交通情勢の悪化が見られます。皆様にあっては、日本と台湾の交通事情や習慣の違いを意識するとともに、道路横断時等には周囲の自動車やバイクの走行状況に十分に留意してください。
 なお、交通事故に関する主な統計は、以下のとおりです。
 発生件数  7万8,432件(前年比 4.0%増)
 死 者  数      496人(同 上49.8%増)
 負傷者数 10万3,905人(同 上 4.9%増)

(2)邦人被害の事案

   3月、邦人が桃園市内において赤信号で道路を横断している際にバイクにはねられ、病院に搬送された後に亡くなったという事案を把握しています。本件事故は夜間帯に発生していることから、夜間は昼間以上に交通ルールを守り、周囲の車両の走行状況を十分に確認するようにしましょう。

 

4 テロ・爆弾事件の発生状況

報告されていません。

 

5 邦人に関する誘拐・脅迫事件の発生状況

  報告されていません。

 

6 日本企業の安全に関する諸問題

      報告されていません。

 

7 海外旅行保険への加入の勧め

  最近、台湾を訪れた邦人(特に高齢者)が滞在中に体調を崩して病院に入院し、高額な医療費等(例えば、手術を伴う1か月程度の入院で約500万円)を支払うなどの事案が多く発生しています。このような場合、海外旅行保険に加入していれば、病気の際の医療費、移送費等が補償されるほか、保険会社や契約内容によっては、家族の渡航費や台湾において日本語通訳の手配サービスを受けることも可能となります。皆様の知人、会社の出張者等が台湾を訪れる際には、犯罪被害、交通事故、突然の体調不良等に備え、可能な限り充実した海外旅行保険に加入するように勧めてください。

 

8 在留届等の提出

  4月18日に花蓮県を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しましたが、日本台湾交流協会では、台湾の関係当局へ被害状況や邦人の安否を確認するとともに、花蓮に住んでいる旨の在留届を提出している邦人の安否確認を行っております。しかし、在留届を基にした安否確認では、既に花蓮から転出している、日本に帰国しているなどの回答も散見されたほか、届け出ている電話の連絡先がつながらないなど、届出内容を更新する必要がある状況も確認されています。

台湾は地震、台風等の自然災害が多いほか、観光地において大規模な事件・事故に巻き込まれる可能性があり、このような事態が発生した際には、在留届が皆様の安否確認に大きな役割を果たしています。台湾に3か月以上在留される方は、日本台湾交流協会に在留届を提出していただくとともに、日本に帰国した、以前届け出た住所から既に引っ越しているなどの変更がある皆様は、以下のページを参考にして「帰国・転出届」や「変更届」の提出をお願いします。