4月29日、日本政府は平成29年春の外国人叙勲受章者を発表しました。その中で下記のとおり、日台間の友好関係の増進等に顕著な功績があったとして、台湾から3名の方が受章されました。
日本台湾交流協会としても日台関係の発展のために長年にわたり献身的なご尽力をされてこられたご貢献に衷心の敬意と謝意を表します。
勲 章 旭日重光章
氏 名 許 世楷(キョ・セイカイ)
主要経歴 現 津田塾大学国際関係研究所名誉教授
元 津田塾大学国際関係研究所所長
台北駐日経済文化代表処代表
功労概要 日台関係の促進及び相互理解増進に寄与
許世楷氏は,平成16年7月に駐日代表に就任し,4年間の任期において日本政界をはじめ多方面での関係構築を活発に行い,また,日台交流促進のため様々な便宜を図った。同氏在任期間の日台関係は「断交以来最良の時期」と評価された。また,津田塾大学にて長年教育・研究活動を行い,我が国の学術界に貢献したほか,同大学を離れた後も日台間の学術対話に携わり,相互理解を促進する上で貢献した。
勲 章 旭日重光章
氏 名 黃 茂雄(コウ・シゲオ)
主要経歴 現 工商協進会栄誉理事長
東亜経済協会理事長
東元集団会長
元 三三企業交流会副会長
功績概要 日本・台湾間の経済交流・経済関係の強化、相互理解の促進に寄与
黃茂雄氏は、工商協進会理事長、三三企業交流会副会長として、日台双方の中小企業や自治体等の相互ミッション交流、セミナー開催等を通じ、日台関係の発展・強化に大きく貢献するとともに、東亜経済協会理事長としては、民間投資取り決め等の実現にも寄与。また、東元集団の董事長・会長としては、日本の食文化・サービス業等の台湾での普及に貢献。平成20年の岩手・宮城内陸地震や平成23年の東日本大震災の復興支援に際しても、多額の義援金の被災地への寄附も行った。
勲 章 旭日中綬章
氏 名 黄 天麟(コウ・テンリン)
主要経歴 現 台日文化経済協会会長
総統府国策顧問
元 第一銀行董事長
功労概要 日本・台湾間の草の根交流及び人材育成を通じた交流・相互理解の促進に寄与
黄天麟氏は、台日文化経済協会の会長として日台の人的交流に積極的に取り組み、日本各地方と台湾間の深い相互理解の基盤醸成に尽力し、日台間の草の根交流の促進に大きく貢献。また、日本研究論文コンテストや大学院生奨学金等を新設するなど、日台関係を担う次世代の人材育成において積極的に取り組み、若手日本研究者の裾野拡大に大きく貢献した。
※ 平成29年春の外国人叙勲受章者名簿は
こちらをご参照下さい。