経済部は1月23日、最新の商業動態統計を発表した。それによると、2013年12月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆2,542億元、前年同月比+3.65%と金額として過去同期の最高となった。2013年第4四半期では3兆7,036億元と四半期ベースでの最高となった。2013年通年では14兆3,077億元と過去最高となった。
民間消費力を示す小売業について、業者の販促イベントの実施により、12月の自動車・バイク業営業額は562億元と過去二番目の高水準となった。これに旧正月による需要増加を加えて、12月の小売業営業額は3,483億元、前年同月比+2.77%と金額として過去最高となり、全体の商業営業額に大きく寄与した。また、寒波、雨の日が続いているため、ネットショッピングは大幅に増加し、前年同月比+9.8%となり、全体にも大きく寄与した。12月の卸売業営業額は8,715億元で、前年同月比+4.08%となった。
楊貴顕・経済部統計処副処長は、「2013年の小売業及び飲食レストラン業は民間消費の旺盛及び観光ブームの恩恵を受け、両方とも1.5%以上の伸びとなった」と分析している。また、本人は、「1月を展望すると、台中自動車展覧会の開催、忘年会及び旧正月向けの消費拡大により、小売業及び飲食レストラン業ともに成長の原動力を維持する。予測では、2014年第1四半期の商業営業額は2011年第1四半期の3兆4,547億元を上回り、過去最高となる見込み」との見方を示した。
商業動態表[PDFファイル] [66KB]