11月3日、日本政府は平成26年秋の外国人叙勲受章者を発表しました。その中で下記のとおり、日台間の友好関係の増進等に顕著な功績があったとして、台湾から3名の方々が受章されました。
交流協会としても日台関係の発展のために長年にわたり献身的なご尽力をされてこられた以下3名の方々のご貢献に衷心の敬意と謝意を表します。
なお台湾は、受章者の総数では、今回も平成26年春と同じく第3位となりました。
勲 章 旭日中綬章
氏 名 陳伯陶(チン・ハクトウ)
主要経歴 元 淡江大学日本語文学系主任
元 淡江大学日本研究所所長
現 淡江大学名誉教授
功労概要 台湾での日本語教育の発展、日台学生交流及び人材育成に寄与。
陳伯陶氏は、日本語学、教育学、日本文化等を専門とし、その優れた業績に加え、日本語教育を中心とした日台間の学生交流、学術交流を推進するとともに、日台の人材育成に極めて大きく寄与した。
勲 章 旭日中綬章
氏 名 鄭清茂(テイ・セイモ)
主要経歴 元 国立台湾大学日本文学科教授
現 国立東華大学名誉教授
功労概要 台湾等における日本文学の研究と教育、日本漢文文学等の紹介及び日本文学の翻訳を通じて日台間の相互理解及び相互交流の促進に寄与。
鄭清茂氏は、日本文学の研究者、翻訳家であると同時に、日本漢文文学及び日中文学関係を専門とする文学研究者であり、台湾等において、日本人作家や研究者等の著作紹介、普及に貢献するとともに、日本の学術研究成果のプレゼンス向上に寄与した。
勲 章 旭日中綬章
氏 名 林文月(リン・ブンゲツ)
主要経歴 元 国立台湾大学中国文学科教授
現 国立台湾大学名誉教授、散文作家、翻訳家
功労概要 台湾等における日本文学の研究と教育、日本古典文学等の紹介及び翻訳を通じて日台間の相互理解及び相互交流の促進に寄与。
林文月氏は、台湾の著名な散文作家、日本古典文学翻訳家であると同時に、中国古典文学、中日比較文学の研究者である。散文集「京都一年」等の執筆活動、「源氏物語」全5巻の翻訳等を通じ、台湾における日本理解の促進に大きく貢献するとともに、中日比較文学研究者として台湾および米国等の若手研究者の育成、日本研究の発展に寄与した。
※ 平成26年秋の外国人叙勲受章者名簿はこちら。