対日理解促進交流プログラム「JENESYS2024」の一環として、2025年3月16日から22日にかけて日本の大学生・大学院生13名が「ロボット・AI」をテーマにして、台北・台中を訪問しました。
訪台前半は台北市において、日本台湾交流協会台北事務所への表敬訪問や国立台湾科学教育館の視察を行いました。
その後、台中市に移動し、中興大学機械工程学部やKloud Hotel(ロボット応用スマートホテル)を訪問し交流、視察を行ったのち、台中MRTでは実際にMRTに乗車し、日本と台湾の地下鉄の違いについて議論し、スタッフの指導のもと体験車両での緊急装置の使用操作等を経験しました。
また、国家科学及技術委員会中部サイエンスパーク管理局では同管理局の政策課題について学び、工業技術研究院スマート機械科技センターでは工場現場を視察しました。
再度、台北市に戻ったのち、パソコン等電子機器の受託製造大手のPegatron (和碩聯合科技)へ訪問し学生からの積極的な質問に企業関係者が真摯に対応していました。最後に訪問した台湾科技大学機械工程学部では、学生の手によるソフトロボット製造や競争を行ったほか、学生間で闊達に意見が交わされるなど、大いに盛り上がりました。
上記活動のほか、歴史的な建築物がある大稲埕や彩虹眷村(レインボービレッジ)も訪問し、台湾文化について学ぶとともに特有の雰囲気を肌で感じてもらう機会となりました。
派遣期間中、参加者たちは台湾現地で日本の魅力を発信する役割を果たしましたが、今後は台湾で得た知識や経験を活用し、日台間の青少年交流への一層の貢献が期待されます。
【対日理解促進交流プログラム「JENESYS2024」について】

対日理解促進交流プログラムは、諸外国・地域の優秀な青年を対象に、日本に対する関心と理解を向上させ、また、プログラム経験をいかした活動をしてもらうことで、親日派・知日派を発掘・育成し、我が国の外交基盤を拡充すること目的としています。
参加者の専門性、関心分野に沿って、政治、経済、社会、文化、歴史及び外交政策等に係る対日理解を促進し、参加者からの対外発信の強化を図ります。
「JENESYS2024」は上記プログラムのうちアジア大洋州各国・地域を対象とした事業です。