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2025年11月12日

活動報告(写真)高雄

【高雄事務所】「文化講座-和菓子の美」を行いました!

 11月8日(土)、高雄ソフトウェアパークにて「文化講座-和菓子の美」を開催しました。午前・午後の2回に分けて実施し、合計で118名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了しました!
 午前の部では、1882年に創業した京都西陣にある「塩芳軒」5代目当主、高家啓太氏から「和菓子の歴史と美学」と題した講演が行われました。7世紀から8世紀にかけて中国からも伝わった唐果物、13世紀の禅宗の「饅頭」、そして16世紀のポルトガル文化の影響を受けた和菓子が独自に発展を遂げ、今日の和菓子の形に変化した歴史を解説しました。
 また、例を挙げながら日本の引き算の美意識について説明し、実演では「京菓子のデザイン」として、精巧な意匠を凝らしたこなしや、遠くから見た景色や抽象的な風景などを表現するきんとんが披露されました。
 午後の部では、京都・祇園町で江戸享保年間創立の「鍵善良房」15代目当主、今西善也氏が「和菓子の伝承と発展」と題して講演を行いました。自分の店を例に、老舗京菓子店の伝統的な特徴を説明し、カフェや美術館の設立などの革新的な取り組み、展覧会などの異なる業界とのコラボ等、和菓子文化の促進について解説しました。実演では、木型を使った落雁の作り方と抜き型をった紅葉型のお菓子を披露し、一見シンプルな和菓子でありながら、長い歴史と受け継がれてきた技術を披露しました。
 参加者からは、「関東と関西の和菓子の違いは何か?」「老舗店主として苦労していること、そしてそれをどのように乗り越えているのか?」といった質問も寄せられました。
会場内には、当所高雄日本文化センター所有の関連図書 や、講師お二人の道具や著書の展示も行われ、参加者は和菓子の魅力をさらに深く理解することができました。
 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!