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2025年11月17日
お知らせ活動報告(写真)台北
11月9日、当所主催の文化講座「和菓子の美」が開催され、午前・午後の2回にわたり計101名の皆さまにご参加いただきました。
午前の部では、1882年創業の京都・西陣にある和菓子店「塩芳軒」の5代目当主、高家啓太氏をお招きし、「和菓子の歴史と美学」をテーマに講座と生菓子の実演を行いました。講座では、和菓子の伝来や文化の発展について、歴史的背景とともに解説していただきました。また、実演では、和菓子が食べる人の想像力を掻き立てるようにデザインされていることを、生菓子を実際に作りながら教えていただきました。
午後の部では、江戸時代中期の享保年間(1716~1736年)創業の「鍵屋良房」の15代目当主、今西善也氏に「和菓子の伝承と挑戦」をテーマにした講座と落雁の実演を行っていただきました。講座では、長い歴史を持つ和菓子を現代の人々にどう手に取ってもらうかについて、自身のお店を例に、現代アートとのコラボレーションなどの挑戦や工夫についてお話しいただきました。また、実演では木型を用いて落雁と、抜き型を用いて今の季節を象徴する紅葉のお菓子を作っていただきました。その際、日々の生活で季節の移り変わりを意識しながら和菓子作りをされていることについてもお話しいただきました。
講座後のアンケートでは、
本講座を通じて和菓子の魅力に興味を持ってくださる方が増え、大変意義のある機会となりました。当協会では日台文化交流促進のため、今後もさまざまな文化講座を開催予定です。引き続きご注目・ご参加いただけますようお願い申し上げます。
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