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11月の中等教育機関日本語専門家派遣事業報告　担当：小嶋専門家

①11月6日（木）：台北市立建国高校　参加者：24人
　テーマ：浴衣体験と写真コンテスト　
②11月19日（木）：台中市立北新中学校　参加者：70人
　テーマ：茶道体験

11月6日と19日、日本語専門家派遣事業（中等教育機関）を実施しました。

6日は台北市立建国高校で「浴衣体験と写真コンテスト」をテーマに2時間のクラスを開催しました。
まず、日本語専門家が日本の着物や浴衣の着付け方の説明をし、生徒たちは互いに確認し合いながら、浴衣を着ることができました。その後、学校近くの台北植物園内にある日本統治時代の建物と庭園「南門町三二三」へ移動し、各グループは事前に決めておいたテーマに合わせて写真撮影をしました。授業の締めくくりには、各自が撮った写真を見ながら投票を行い、「未来への架け橋」というテーマで撮影したグループが1位となりました。授業後のアンケートでは、「下駄で歩くのは独特な感覚だった」「初めて学校の隣にある枯山水をじっくり眺めた」といった声も聞かれ、この授業が生徒たちにとって新たな発見の場となったようでした。

19日は、台中市立北新中学校で茶道体験のクラスを開催しました。初めに日本語専門家より茶道の説明、茶道に関するクイズをして全員で知識を深めました。その後、お茶のたて方のデモンストレーションを見た後で、実際に茶筅や茶杓を使ってお茶をたてました。初めてのことで、手本通りにきめ細やかな泡を立てるのはなかなか難しかったようですが、それでも多くの生徒が何度も繰り返しチャレンジし、熱心に取り組む姿が見られました。初めて飲んだ抹茶の味については、「おいしかった」というコメントもあり、今回の体験が生徒たちにとって日本の伝統文化に触れる貴重な機会となったようです

当協会では、日本語および日本文化体験活動の支援、日本語教育関連の勉強会・セミナーの実施など、日台交流活動促進のため、日本語専門家を派遣しています。詳しくはこちらをご覧ください。