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2025年12月12日
お知らせ活動報告(写真)代表台北
12月11日(木)、台北市内のホテルにおいて「令和7年度外務大臣表彰」伝達式が執り行われ、片山和之代表から林成蔚氏に対し表彰状が伝達されました。外務大臣表彰は、我が国との友好関係増進のため長年にわたり取り組まれた個人・団体に対し、その貢献を外務大臣より表彰するものです。表彰式は、温かく和やかな雰囲気の下、執り行われました。
林成蔚氏は、東京大学博士課程修了後、台北駐日経済文化代表処代表室主任、台湾国安会諮詢委員、国防安全研究院執行長等を歴任し、多層的な日台交流の深化のためにご貢献してこられました。また、合計12年以上に亘って、北海道大学公共政策大学院、常葉大学法学部で教鞭を執り、これまで累計1,000名以上の学生が林様から台湾について学んでおり、日台間の相互理解促進、日台関係を担う人材育成等に多大な貢献をしておられます。
この度の受賞をお祝い申し上げるとともに、日台関係の益々の発展を祈念いたします。
片山代表の挨拶内容は以下の通りです。
林成蔚様、ご家族、並びに御臨席の皆様、こんにちは。
この度日本国外務大臣より、林成蔚様に対し、表彰を実施する運びとなりました。日本台湾交流協会を代表し、また、外務省の委任を受け、改めて心よりお祝い申し上げます。本外務大臣表彰は、日本・台湾間の友好親善及び相互理解の促進に対する、林成蔚様のこれまでの多大なる御功績を称えるものであります。私の台北在勤中に授賞が実現し、喜びも格別です。 私が林成蔚様と初めてお会いしたのは、確か2000年代前半の東京だったと記憶しています。その後、2006年に私が台湾外交部の招待で来訪した際に、総統府で国家安全会議諮詢委員であった林様と再会しました。そして、2年前、台湾に赴任するに当たり、東京六本木の国際文化会館でまたお会いし、最近の台湾情勢や両岸関係につき的確なアドバイスを頂きました。台北に着任して以降も、時折、食事をしながら、あるいは、蔡英文前総統との会見に同席されてお顔を拝見していました。今回、林様が外務大臣表彰を受けられるに当たり、この四半世紀の断続的な交流を深い感慨をもって思い起こした次第です。 私から改めてご紹介するまでもありませんが、林先生は東京大学博士課程修了後、台北駐日経済文化代表処代表室主任、台湾国安会諮詢委員、国防安全研究院執行長等を歴任し、多層的な日台交流の深化のためにご貢献してこられました。また、合計12年以上に亘って、北海道大学公共政策大学院、常葉大学法学部で教鞭を執り、これまで累計1,000名以上の学生が林様から台湾について学んでおり、日台間の相互理解促進、日台関係を担う人材育成等に多大な貢献をしておられます。 台湾政府は先月、福島第1原発事故に関連して残っていた日本産食品に対する輸入規制を撤廃しました。2022年2月に蔡英文前総統が福島等「5県産食品」の輸入解禁という大きな決断を下すに当たっては、林様の多大な貢献があったと伺っています。林様は、客観的・科学的根拠に則していない輸入規制措置は調整されるべきとの強い信念の下、台湾の政治状況も踏まえた現実的な規制緩和の具体策を提示し、大きな突破口を導きました。当時の蔡英文総統の御英断に改めて謝意を表するとともに、蔡総統のリーダーシップの下で尽力された林様のご貢献に対し、日本国民を代表し御礼申し上げます。 近年、日台の国民感情は史上最良の状態にあります。この関係を太く長いものとしていくため、引き続き林成蔚様のお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。 最後になりますが、林成蔚様、ご家族並びにご列席の皆様の益々の御健勝と御多幸、また、2026年の日台関係が更なる発展を遂げることを祈念して、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日は、誠におめでとうございます。
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