9月24日、外務省は、令和8年度外務大臣表彰の受賞者を発表しました。日本と台湾の相互理解の促進、台湾における日本研究の推進、日本と台湾の経済関係の促進に尽力された功績が称えられ、当協会推薦の黄自進・元中央研究院近代史研究所研究員、黄清苑・元工商協進会常務理事及び日台高座友の会がそれぞれ受賞されました。
この度、外務大臣表彰を受賞された皆様に心からお慶び申し上げますとともに、今後も日台間の友好親善関係の増進のためにますますご活躍されますことを祈念いたします。
10月1日、外務省飯倉別館において行われた令和8年度外務大臣表彰式には橋本吉宣・日台高座友の会会長が出席され、茂木敏充外務大臣から表彰状が授与されました。
なお、黄自進・元中央研究院近代史研究所研究員及び黄清苑・元工商協進会常務理事には、台北において表彰状伝達式を実施する予定です。

表彰式に出席された橋本吉宣・日台高座友の会会長
外務大臣表彰は、我が国との友好親善関係の増進に特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を皆様にお願いすることを目的としています。
各受賞者・受賞団体のご功績は下記のとおりです。
●黄自進・元中央研究院近代史研究所研究員(台北事務所推薦)
功績概要:台湾における日本研究の推進

同人は、近代日中関係史、近代日本政治思想史、近代日本外交史を専門分野とし、平成13年に台湾中央研究院の研究員となって以来、長年研究に従事した。日本語・中国語にて多数の著作を刊行し、台湾における日本研究を牽引してきた。一次史料に基づく実証研究により、蒋介石の対日認識や日中戦争期の外交関係を分析し、代表作『蒋介石と日本』は、台湾の学術著作賞を受賞するなど、高く評価されている。また、同院の研究員として、日本国際問題研究所、国際日本文化研究センター及び早稲田大学と連携した国際シンポジウムの開催などを通じ、日本の大学・研究機関との学術交流を積極的に推進し、日台の学術交流の発展に大きく貢献した。
●黄清苑 元工商協進会常務理事(台北事務所推薦)
功績概要:日本と台湾の経済関係の促進

同人は平成25年に台湾の工商協進会に加入し、監事、理事を経て令和4年に常務理事に就任し、日本の経済団体との連携強化に取り組んできた。台湾の商工業界を代表する経済団体である同会において、金融分野の専門家として対日本企業の中核的役割を担い、日本企業訪問団の受入れや訪日団への参加、日本の経済団体とのMOU締結、自治体要人への表敬訪問、東亜経済人会議への参加などを通じ、日台間の経済交流の促進に尽力してきた。また、日台交流をテーマとするフォーラムにも登壇し、令和3年からは三三企業交流会の副理事長を務め、日台間経済交流のさらなる発展に貢献している。
●日台高座友の会(東京事務所推薦)
功績概要:日台相互交流の促進
1992年、台湾側の元少年工同窓組織である「台湾高座会」が、かつて高座海軍工廠の宿舎があった神奈川県大和市の市役所を四十数年ぶりに訪問し、石川公弘氏(高座日台交流の会会長)が応接したことをきっかけに、約30年にわたり日台友好団体として台湾高座会をはじめとする台湾少年工及びその家族との相互交流を続け、次世代へ絆を繋いできた。
元少年工の❝第二の故郷❞とも言える大和市への訪問支援のほか、1943年の台湾少年工日本到着を記念した「台湾高座会留日50周年歓迎大会」をはじめとする大規模歓迎会を4回主催。
また、台湾少年工の慰霊とその功績を後世に伝え、平和と更なる日台親善を祈念した「台湾少年工顕彰碑」の建立や、講演会の開催、台湾への災害救援募金活動など、多岐にわたる活動を展開し、日台間の民間交流と友好関係の深化に貢献してきた団体である。
関係者の高齢化により、2019年には、「日台高座友の会」(橋本吉宣会長)として活動を引き継ぎ、更なる日台友好交流の促進に努めている。
令和8年度外務大臣表彰(外務省サイト)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_04208.html