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2011年 9月 1日作成

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 経済部が8月23日に発表した最新の工業生産動向によると、7月の工業生産指数は前年同月比+3.93%となった。製造業生産指数は137.01、前年同月比+3.73%となった。過去四番目の高水準となったものの、4ヶ月連続の一桁成長となったほか、電子部品、化学材料、基本金属など主力産業の生産は低迷している。
 業種別では、従来の主力産業となる電子部品、基本金属、機械設備及び情報・光学製品業等については、情報電子及び光学製品業が芳しい業績を見せ、二桁の成長を維持する一方、それ以外の業種は一桁成長にとどまっており、生産力が相当弱まっていることを示している。このうち、電子部品業が+5.09%となった要因については、主に、欧米経済国が債務問題の影響を受け、電子商品に対する需要が減少し、多くの半導体、パネル業者が在庫量の増加問題に直面していることや、昨年の生産水準がやや高かったことによる。
 また、化学材料業は同▲8.64%となっており、製造業全体の成長の頭打ち要因となった。石油化学産業のトップである台湾プラスチックは年末に工場の安全点検を行うため、年末まで化学材料業は引き続き伸び悩むことが見込まれている。
 黄吉実・経済部統計長は、「第3四半期の製造業生産は、前年比増加率+1~2%近くまで減少し、下半期の輸出及び製造業に懸念を生じさせる。主力のウェハー2大メーカーの台積電(TSMC)及び聨電(UMC)はそれぞれ第3四半期の売上額を下方修正し、また、パネルメーカーの友達、奇美も稼働率を8割に修正した。他の製造業者はより困難な状況に直面するだろう」との認識を示した。


 工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]