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更新日時

2012年 7月 5日作成

休所お知らせ
●Visa Applications Before and After the New Year Holidays
Visa Applications Before and After the New Year Holidays
December 26th (Fri) is the last day for visa applications before the New Year Holidays.
Our office is closed from December 30th (Tue) to January 2nd (Fri).
コンテンツ

 中央銀行は6月5日、外資資金の大量流出及びユーロレートの下落による資産価値の減少から、5月末の外貨準備高は前月比57.97億米ドル減少の3,892.75億米ドルと今年以来の最低水準となったほか、ここ8ヶ月以来、月当たり最大の減少幅となったと発表した。世界ランキングでは、中国(3兆3,050億米ドル)、日本(1兆2,109億米ドル)、ロシア(4,631億米ドル)に次いで、4位を維持した。ブラジル(3,640億米ドル)との格差も次第に縮小しつつある。

 外貨準備高が減少した主因について、林局長は、「日本円以外の外国貨幣の対米ドルレートは軒並み下落し、うちユーロは▲6.29%となった。このため、外貨準備のドル換算後の資産価値は大幅に減少した」とした。また、外為関係者は、「短期外資(ホットマネー)の外貨準備高に対する比率が高いため、国際情勢が大きく動揺した場合、外貨準備高が大きく変化する。また、外貨準備高にユーロが占める割合が明らかに高くなっており、ユーロの為替レートの変動が外貨準備に与える影響が強大となっている」との2つの問題点を指摘した。

 また、外貨準備保有資産のうち、米ドルは7割、ユーロ及び日本円は約2~2.5割ほどを占めるとみられていたが、銀行関係者は、「最近のユーロレートの変動が外貨準備高に与えている影響から推測すると、外貨準備高のうちユーロの比重は3割以上占め、米ドルは5割まで減少した」とみている。

 外貨準備高は、2011年6月から3ヶ月連続して4,000億米ドルの大台を突破した水準を維持していたが、欧州債務問題の影響を受け、2011年第3四半期から外資資金が大量に流出し、同年9月の外貨準備高が前月比111.2億米ドル減少の3,891億米ドルとなった。その後は、4,000億米ドルの大台に戻らないままとなっている。

 証券先物管理委員会によれば、5月の外資純流出額は32.95億米ドルとなっている。また、中央銀行の最新統計によれば、5月の外資による株式・債券保有額(時価ベース)及び預金残高は合計2,011億米ドル、外貨準備高に対する割合52%と今年最低の割合となっている。これに関して林孫源・中央銀行外為局長は、「2011年の割合は僅か48%であった」とした。


  外貨準備高・為替レートの推移表[PDFファイル]