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2013年 12月 6日作成

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 経済部が11月25日に発表した最新の工業生産動向によると、10月の工業生産指数は前年同月比+0.78%と2ヶ月連続のプラス成長となったが、増加幅が大きくなかった。これについて、経済部は、「これは主にパネル、プリント基板の生産が大きく衰退し全体の成長が頭打ちとなったことによるものである。しかし、モバイルデバイスの生産旺盛から、11月は引き続き成長するだろう」との見方を示した。

 9割のウェイトを占める製造業生産指数は前年同月比+0.49%と2ヶ月連続のプラス成長となった。うちコンピュータ電子産品及び光学製品業は同+2.34%と各業種での最高となった。

 牽引車となる電子部品業は前年同月比僅か+0.67%となった。これは主にモバイル装置、サーバー及びゲーム機など新商品の販売好調がウェハーの受託生産、ICパッケージの持続生産をもたらし、ソーラー産業の景気が回復したことによるものである。一方、パネル及びプリント基板業の大きな衰退は電子部品業の成長を抑制した。
10月のパネルは前月比▲19.48%、前年同月比▲21.76%と減少幅が相当に大きかった。楊貴顕・経済部統計処副処長は、「大陸生産能力の増強は大陸への輸出受注を押しのけた。また、プリント基板業はノートパソコンの受注が減ったため、同▲15.16%となった」と説明した。

 また、基本金属業は同▲0.55%となった。これは主に鋼鉄工場の一部の機械設備が定期点検に入り、直接熱間圧延軟鋼板及び冷間圧延鋼板の生産に影響を与えたほか、貴金属業は原料価格の下落により、業者からの受注が保守的となったことによるものである。

 機械設備業は同▲7.88%となった。これは主に、世界経済成長力の弱含みは工具機械及び産業用生産機械への投資減少をもたらし、モバイル備品の受注活況を相殺したことによるものである。

 全体からみると、楊副処長は、「パネル、プリント基板業の衰退が電子部品業の成長を抑えたものの、モバイル装置の新発売は半導体及び光学部品の増産にプラスとなる。また、伝統産業については、石油化学及び鋼鉄業の年末点検後の需要次第であり、11月はプラス成長を維持する可能性が大きい」とみている。




工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]