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2014年 10月 1日作成

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 経済部は9月23日、最新の商業動態統計を発表した。それによると、内需の活況から、8月の商業売上額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆2,064億元、前年同月比+2.21%となり、金額としては過去最高となった。夏休み及び猛暑により8月の飲食レストラン業及び小売業とも前年同月比4%以上となり、売上額も単月あたり過去最高となった。

 飲食レストラン業について、楊貴顕・経済部統計処副処長は、「8月の飲食レストラン業売上額は365億元、前年同月に比べ+4.87%となり、金額としては過去最高となった。このうち、レストラン業は夏休み、中秋節の贈り物風習、店舗展開などにより、前年同月に比べ+4.9%となった。飲料店も猛暑効果が清涼飲料の買気を押し上げたため、売上額が41億元で、同+6%となり、金額としては過去最高となった」述べた。

 ここで注意すべきことは、9月に廃油混入ラード事件が発生し、それが大手食品工場まで波及し、国内食品安全問題及び返品騒ぎが起きたことについて、経済部官員は、「食品製造業、食品小売業、総合商品業及び飲食レストラン業も廃油混入ラード事件の影響を受け、特に中秋節前に発生したことから、業者は返品、返金騒ぎに直面した。また9月は商業売上のオフシーズンでもあることから、9月の売上額は8月より減少するだろう」と説明した。

 昨年5月、10月及び今年の9月とここ1年台湾は3回の食品安全問題が発生した。政府官員は、「食品安全問題が飲食レストラン業の売上額に影響した。また昨年5月の毒澱粉事件の影響を受け、卸売業売上額が減少した」と述べた。

 小売業については、楊・副処長が「8月は中元節、父の日、中秋節による需要増加から、小売業売上額は3,308億元、前年同月比+4.49%となり、金額としては過去最高となった。また、無店舗小売業も百貨店の周年記念セールの販売好調及び中元節の消費増加により、同+9.1%となった。」と説明した。

 経済部は、「8月の総合商品小売業の売上額は952億元、前年同月比、+3.55%となった。このうち、百貨店は売り場のリニューアル、新ブランドの導入、父の日及び中秋節向けの販売好調により、同+5.12%となった」と指摘した。

 今後の動向について、楊・副処長は、「百貨店の四半期ごとのセール実施の恩恵を受け、第4四半期の民間消費は引き続き拡大趨勢となる見通しである」と分析している。

 また、卸売業については、楊・副所長は「輸出の回復に伴い、情報通信関連産品、機械設備への需要が増加したことから、8月の卸売業売上額は8,391億元、前年同月比+1.23%となり、金額としては単月あたり過去2番目の高水準となった」と説明した。




商業動態表[PDFファイル]  [66KB]