経済部は3月23日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、2月の工業生産指数は91.21、前年同月比+3.32%となった。製造業生産指数は91.59、前年同月比+3.55%と同月での過去最高となった。1~2月の工業生産及び製造業生産とも同期での過去二番目の高水準となった。アップルウォッチの出荷が国内関連供給チェーンの増産をもたらし、今年第1四半期の工業生産成長は5%突破する可能性があると経済部はみている。
楊貴顕・経済部統計処副処長は、「当面の景気は、「外需冷え込み、内需温暖」の状況であり、国内の工業生産は情報電子に片寄っており、その他の伝統産業、例えば化学材料及び基本金属の生産は相対的に減少気味となっている。国際石油価格は2月に上昇し、3月に価格調整の時期に入るという市場の不確定性が石油化学生産に影響を与える可能性はあるものの、3月の製造業生産は安定成長するだろう」と楽観的な見方を示した。また、「2月の稼動日数が少なかったにもかかわらず、情報電子業の生産は引き続き活況となり、オフシーズンでも活況状態であることは、主に電子部品業やIC業や情報電子の生産が過去最高となったことによるものである。また、国際ブランド及びモバイル新商品が4月に発売されることが今後のIC、半導体の出荷増加を押し上げることから、今年の第1四半期の工業生産指数は成長の基調を維持し、前年同期比+5%を突破すると見込まれている」と指摘した。
雇用動向表[PDFファイル] [57KB]