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2017年 6月 29日作成

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 経済部は5月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。中国観光客の持続的減少、百貨店の買気低迷から、4月の小売業売上額は3,292億元で、前年同月比+0.39%の微増となった。自動車業がまだ販促を行っておらず、一部の布工場生産が海外に移るなどにより、輸出と連動している卸売業売上額は7,857億元で、前年同月比+2.35%と予想に至らなかった。一方、清明節の連休効果に加え、業者による新メニューの導入による開拓により、消費者の食事会が増加したことから、飲食レストラン業売上額は359億元で、前年同月比+5.53%となった。
 王淑娟・経済部統計処副処長は、「卸売業売上額は貿易と大きく関連しており、4月の卸売業売上額の成長幅が小さかったものの、輸出の順調により依然としてプラス成長となった。うち機械器具業売上額は3,232億元、前年同月比+6.1%と各業種では最高となった」と説明した。また、「自動車バイク業は昨年の輸入車の販売好調が基準値を持ち上げ、また今年の業者による販促の実施が遅れたため、前年同月比▲4.9%となった。布・服飾卸売業売上額は、一部の業者が生産を海外に移したことに加え、海外市場競争の激化により、業務縮小した。中国観光客の減少、宝石や高級腕時計の買気が引き続き減少していることから、家庭器具及び用品業小売業売上額は前年同月比▲9.8%と最大の減少幅となった」と述べた。
 百貨店売上額は281億元で、前年同月比+0.08%となった。これに対し、無店舗小売業売上額は198億元で、同+10.2%の大幅増となった。王副処長は、「今年の母の日(5月14日)は例年より6日間遅れ、販促時期の遅延が百貨店の売り上げに影響を与えた」と説明した。また、スーパーは162億元で、前年同月比+9.98%となった。燃料小売業売上額は188億元で、同+9.2%の大幅増となった。これは主に、スーパー業者が営業拠点を増加したためである。燃料小売業の大幅増は主に、石油価格の下落によるものである」と説明した。
 飲食レストラン業は、一部商品の値上げ、清明節連休に伴う消費増加、飲食レストラン業売上の増加により前年同月比+5.53%となった。このうち、レストラン業及び飲料店の売上額はそれぞれ前年同月比+6.2%、+1.6%となった。
今後を展望すると、王副処長は、「卸売、飲食レストラン、小売業の売上額は引き続き成長する見込み。5月は母の日や端午節による消費増加、新商品販促の実施などにより、飲食レストラン業、小売業売上額はそれぞれ+5%、+1%となる見込み。卸売業はモバイル装置の新発売による在庫への需要増加、車業者による夏季販促の開始により同+2%となる見込みである」との見方を示した。

卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル][64KB]