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3月13日更新

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 経済部統計処は2月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、世界景気の減速、昨年の旧正月が2月であったことによる基準値が高かったことから、1月の卸売業売上額は9,157億台湾元、前年同月比▲18.4%と3ヶ月連続のマイナスとなった。一方、内需拡大、旧正月による消費増加により、1月の小売業売上額及び飲食レストラン業売上額はいずれも大幅増となった。 
 1月の卸売業は主に、今年の旧正月が1月(昨年は2月)であり、稼働日数が昨年より減少し、加えて国際経済成長力の弱含み、外需減少、顧客による在庫調整の圧力が依然として存在し、補填需要の減少につながることから、機械器具業は前年同月比▲19.1%と3ヶ月連続のマイナスとなり、建築材料業は同▲28.4%と7ヶ月連続のマイナス、食品飲料及びタバコ業は10ヶ月連続のプラス成長が止まり、マイナスに転じた。黄偉傑・統計処副処長は、「卸売業は世界的な需要減少、産業サプライチェーンによる在庫調整の影響を受け、外需成長が引き続き抑制されることから、2月の卸売業売上額は8,312億台湾元~8,572億台湾元、前年同月比▲0.9%~▲3.9%となる見込み」と述べた。
 旧正月前の消費ピーク、域内新型コロナ感染情況の緩和による生活の正常化に伴う旅行やデパートでの消費が増加したことから、1月の小売業売上額は4,082億台湾元、前年同月比+4.19%と17ヶ月連続のプラス成長となった。このうち、総合商品小売業売上額は1,460億台湾元、前年同月比+16.30%と11ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは月当たり過去最高額となった。その他総合商品小売業について、旧正月による出入国者数の大幅増加が免税店の売上(+44.0%)を大幅に押し上げた。
 企業による忘年会の開催、旧正月連休による外食、旅行の増加により、1月の飲食レストラン業売上額は、995億台湾元、前年同月比+31.23%と9ヶ月連続のプラス成長となり、過去最大の増加幅となったほか、金額ベースでは月当たり過去最高額となった。このうち、レストラン業及び飲料店業は前年同月比それぞれ+33.9%、+13.5%となり、ケータリング及び団体配食業は同+32.4%となった。これは主に、航空旅客便の持続的な回復により、機内食への需要増加をもたらしたことによるものである。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「小売業及び飲食レストラン業が旧正月明けのオフシーズンに入ることから、2月の売上額は1月を下回るものの、昨年同月と比べて、防疫規制の緩和持続、購買・旅行、及び外食消費の増加により、引き続き増加基調を維持することから、2月の小売業売上額は3,219億台湾元~3,313億台湾元、前年同月比+2.3%~+5.3%となり、飲食レストラン業は765億台湾元~787億台湾元、前年同月比+6.5%~+9.5%となる見込み」との見方を示した。
 

卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査