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2023年7月7日更新

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 経済部統計処は6月26日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、内需景気の好調により、5月の小売業売上額は3,763億台湾元、前年同月比+16.64%と21ヶ月連続のプラス成長となり、飲食レストラン業売上額は829億台湾元、前年同月比+44.04%と13ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースではいずれも同月で過去最高額となった。一方、世界的な最終需要減少の持続、インフレ及び利上げの圧力による購買力の低下、国際原材料価格の下落、産業サプライチェーンによる在庫調整の持続により、5月の卸売業売上額は9,457億台湾元、前年同月比▲12.86%と7ヶ月連続のマイナスとなったほか、同月で過去最大の減少幅となった。このうち。機械器具、建築材料及び化学材料卸売業売上額はそれぞれ▲21.6%、▲16.0%、▲22.9%となった。
 小売業は、母の日向け販促活動の実施による売上増加や、新型コロナ感染拡大による昨年基準値が低かったことから、百貨店、服飾品小売業、その他小売業、家用器具、食品飲料及びタバコ小売業売上額はそれぞれ+56.5%、+46.0%、+57.7%、+17.7%+7.9%となった。自動車バイク小売業売上額は自動車の販売好調、新型車の発売により、同+37.2%となった。
 飲食レストラン業について、母の日による食事商機の増加、業者による新メニュー及び割引イベントの実施により、レストラン業及び飲料店業売上額はそれぞれ694億台湾元(+45.9%)、96億台湾元(+22.6%)といずれも13ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースではいずれも同月で過去最高額となった。航空輸送量の回復に伴う機内食の需要増加や、新型コロナ感染拡大の休校などによる昨年基準値が低かったことから、ケータリング及び団体配食業売上額は39億台湾元、前年同月比+80.7%と月当たり最大の増加幅となり、金額ベースでは同月で過去最高額となった。
 今後を展望すると、黄偉傑・統計処副処長は、「6月の卸売業売上額は9,155億台湾元~9,481億台湾元、前年同月比▲13%~▲16%となり、上半期の売上額は5兆5,627億台湾元~5兆5,954億台湾元、前年同期比▲12.5%~▲13.1%となる見込み。小売業及び飲食レストラン業は、防疫規制緩和の効果が継続的に現れ、端午節による連休、卒業シーズン及びデパートのセールによる消費、食事会の増加、業者による自動車夏季販促イベントの開催、新型コロナ感染の内需減少による昨年基準値が低かったことから、6月の小売業売上額は3,651億台湾元~3,749億台湾元、前年同月比+11.8~+14.8%となり、上半期の売上額は2兆2,191億台湾元~2兆2,289億台湾元、前年同期比+8.6%~+9.1%となる見込み。飲食レストラン業売上額は825億台湾元~843億台湾元、前年同月比+33.2%~+36.2%となり、上半期の売上額は5,022億台湾元~5,041億台湾元、前年同期比+25.9%~+26.3%となる見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査