台湾月報

年月日	2014/09/30
分類	両岸関係
記事	香港行政長官を選ぶ選挙制度の改正案をめぐる抗議活動実施関連
掲載紙、掲載面	聯1～4、時1，4，5、自1～5
備考	（１）学生らを中心とした数万人規模の市民らによる抗議活動は29日、金融街「セントラル」の占拠から香港政府庁舎前や、繁華街などにも広がり、一部の道路を遮断した。また、中国の建国記念日に当たる10月1日には大規模な集会が呼び掛けられており、混乱が深まる可能性。 （２）馬英九総統は29日、香港で続けられている行政長官選挙制度の改正案をめぐる抗議活動について、完全に理解し支持する旨表明した上で、北京政府に対し、香港市民の声に耳を傾け、平和的且つ慎重な態度で処理するよう呼びかけた。また、仮に香港で普通直接選挙が実施されれば、香港と中国大陸の双方の利益となると指摘した。 （３）台湾の与野党関係者による、本件に対するそれぞれの見方。 （４）「ひまわり運動」の学生リーダーを始めとする複数の公民団体は29日、香港の駐台事務所前で香港市民にエールを送った。 （５）一方、華春瑩・中国外交部報道官は、29日の記者会見で、本件について、法秩序と社会安寧を破壊する違法行為には断固反対するとした上で、如何なる国も本件に介入しないよう望む旨表明。 （６）香港警察は、29日までに催涙ガスを87回使用し、負傷者が41人、逮捕者が89人出たと発表。