台湾月報

年月日	2011/12/28
分類	内政
記事	次期総統選挙関連
掲載紙、掲載面	時1～5、連1，2，4，11、自2，4
備考	(1)宋楚瑜・親民党総統候補の得票率が5%(70万票）に達するか否かが選挙の行方を大きく左右すると見られる中、国民党党務関係者は、馬英九総統の再選が果たせるかは、投票日までの数日間に宋楚瑜支持者が宋の勝利の見込みがないため、馬英九支持に転じる所謂「棄保効果」が発酵するか否かにかかっていると認めながらも、青軍の支持者が最終的には結束し、宋楚瑜・親民党候補による影響が限られるであろうと予想。一方、親民党陣営は、宋主席が国民党の勢いが強かった2006年の台北市長選挙の時でさえ5%の得票率があったから、馬英九総統への支持率が下がっている現在なら、北部で15万から20万票を取れ、東部を始めとする他の地域にも一定の実力がある旨強調。 <tab>(2)与野党候補による選挙活動～馬英九総統は嘉義を訪れ、夜市で支持を呼びかけた。宋楚瑜・親民党総統候補は27日、新竹県で国民党籍と民進党籍の地方長老を往訪した。蔡英文・蘇嘉全民進党候補は台南県新営で1万人規模の大型選挙活動を行った。 <tab>(3)蔡英文・民進党総統候補と周美青・総統夫人はそれぞれ、高雄県仏光山の仏陀記念館の開館式に出席したものの、互いの交流がなかった。 <tab>(4)本日販売する『壱週刊』に国家安全会議と調査局が民進党候補の選挙活動などに関する情報を収集したうえで、それを馬英九総統に提供した旨の内容が掲載されるが、国家安全会議は珍しく、雑誌が販売される前に、昨夜、それを否定するプレスリリースを発表。 <tab>(5)バイオ関連企業の投資事案（宇昌案）をめぐる与野党の応酬が続く。