台湾月報

年月日	2011/11/18
分類	内政
記事	馬英九総統は楊玉欣・比例代表侯補を始めとする福祉団体代表らと接見した。楊玉欣氏らは「中低収入家庭児童及び少年生活扶助」と「中低収入高齢者生活手当」の金額が16年前のままだとの例を挙げ、八つの社会福祉手当がもう何年も据え置きされてきた不公平さを訴えた。これを受け、馬総統は夜、関連省庁の首長らや国民党籍の立法院各委員会の召集委員らと臨時会議を行い、農民手当の引き上げ額を316元から1千元にし、八つの社会福祉手当も消費者物価指数の変動に照らし調整することで合意に達した。
掲載紙、掲載面	時1，3、連1，3、自16
備考	(1)かかる合意は、行政院と総統府が先日に発表した政策を覆すことになるだけに、本日に予定される政策の軌道修正に関する説明会は国民党立法委員団が主体として行い、総統府と行政院関係者が第二線に退く予定。 (2)かかる合意が、台湾南部において、農民手当の引き上げ額が316元と発表されてから流出しつつある馬英九総統への支持を取り戻す狙いがあると思われる。