台湾月報

年月日	2009/08/13
分類	内政
記事	台風8号の災害関連
掲載紙、掲載面	時1～14、連1～11、自1～19
備考	(1)中央災害対応センタ－によると、12日夜までの統計では、107人死亡、45人重軽傷、61人行方不明。ただ、土石流で交通が遮断された高雄県桃源郷など山間部の複数の集落の状況を依然確認出来ず。 (2)成功大学副校長は12日、国民党中央常務委員会議で「今次の水害に対する反省及び政府の対応の仕方」を題する講演で、政府が長期にわたって国土安全保持のインフラを疎かにしてきたのみではなく、洪水防治政策の重要性を無視し、十分な経費を投入しなかった故に、脆弱な防災体制で救援効率を発揮できないとの結果を招いたと強く批判したうえ、台湾を天災から守る最良な方法は総統府に浸水させることであると指摘。 (3)行政院と立法院は昨日、緊急協議を行った結果、馬英九総統に緊急命令の公布を建議しないことを決定。 (4)総統府スポークスマンは、現有の救援メカニズムで十分対応出来るため、緊急命令を公布する必要性を見当らない旨表明。 (5)緊急命令を公布しないとの馬英九総統による決定や政府の救援効率に対する批判が上がる。 (6)国際援助を断るべきではないとの声に対し、劉兆玄行政院長は当然断る理由がなく、大変感謝している旨表明。一方、行政院スポークスマンは、被災区の実際の需要を把握してから、適切な時期に援助提供の要求を提出する旨表明。