台湾月報

年月日	2008/12/03
分類	内政
記事	陳水扁前総統の汚職疑惑関連
掲載紙、掲載面	時6、連4、自7
備考	(1)邱毅立法委員（国民党籍）は、先日私的に訪台したパラオの次期大統領が、「陳前総統が2006年にパラオを訪問した際、政府専用機を利用して大金を持ち出し、パラオの銀行に預けた」と外交部に伝えた旨明かした。 (2)陳前総統のパラオ訪問の前に、パラオの銀行を先行視察したと名指しされた前第一金融持ち株会社董事長は、当該指摘を否定。 (3)政府専用機で大金をパラオに運ぶことに協力したとの指摘に対し、国家安全局と空軍は、陳前総統が専用機で外遊する際、荷物はすべて税関の検査を受けてから運び込むと説明し、当該指摘を否定。 (4)消息筋～最高検特捜チームは、陳水扁家族が関与したとされる国務機要（機密）費の流用、マネー・ローンダリング、新竹サイエンスパークの土地購入をめぐる収賄及び南港展覧館建設をめぐる収賄につき、起訴状の起案に着手した。一方、陳水扁家族が第二次金融改革に介入した疑惑に関する捜査も継続中。 (5)台北地検は捜査機密を漏洩した疑いで、近く、陳前総統の弁護士、前総統夫人の弁護士及び自殺を図った杜麗萍・元大証券会社董事の弁護士の3人を取り調べる予定。